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ePARA CARNIVAL イベントレポート

障害×ゲームの文化祭「Mini ePARA CARNIVAL 2023」開催報告

2022年5月に開催した障害×ゲームの文化祭「ePARA CARNIVAL 2022 SRPING」から早一年。オンラインでで活動することの多い「Fortia」(フォルティア)のメンバーがオフラインで集う場を今年も創るべく、2023年6月22日、「Mini ePARA CARNIVAL 2023」を実施いたしました。
企画の発案から約1か月。短いリードタイムにもかかわらず、多くのメンバーが会場に集まり、格闘ゲームやFPS、サッカーゲーム、フィットネスゲーム、さらにはカードゲームやDTM作曲など、各エリア(ブース)に分かれて精力的に活動を行いました。

「本気で遊べば、明日は変わる」から始まるメッセージが書かれた大きなパネルがロビーに置かれている
入り口に掲げられた「本気で遊べば、明日は変わる」のメッセージ
企画名Mini ePARA CARNIVAL 2023
日時2023年6月22日(木) 14:00~17:00
会場JOYSOUND 品川港南口店
実施内容バリアフリープロジェクトチーム「Fortia」のメンバーを中心に、さまざまな障害を持つメンバーがオフラインで集い、各々のeスポーツ活動を行う。
ブース全盲エリア:ストリートファイター6/プロ野球スピリッツ
車椅子エリア:eFootball™️
体験・共創エリア:iRacing/Fit Boxing2/あつまれどうぶつの森/DTM
FPSエリア:PUBG mobile/Call of Duty:Mobile
ボードゲームエリア:雀魂/カードゲーム
主催株式会社ePARA
協力ビーウィズ株式会社BASE株式会社株式会社エランジャパンエナジー株式会社
Special Thanks株式会社Yogibo株式会社サイコム株式会社エクシングMake a Move PROJECT「Mobility for ALL」汐留社会保険労務士法人
あまだれ作品:みんな、いつもありがとう…!

バリアフリーeスポーツを体現する各エリアのご紹介

毎週水曜日21時から開催している部活動「私立ePARA学園」をオフラインで実施するという側面も持つ今回の企画。バリアフリープロジェクトチーム「Fortia」の各ユニットを軸に、大きく分けて5つのエリアを会場内に設けました。

■バリアフリープロジェクトチーム「Fortia」については以下の記事をご覧ください。

全盲エリア ~Blind Fortia~

Blind Fortiaのロゴ

「ストリートファイター6」のサウンドアクセシビリティ改善に協力するなど、ePARAはブラインドeスポーツの可能性を広げることに取り組んでいます。このエリアでは、Blind Fortiaのメンバーが、視覚情報にとらわれない新たな領域の「今」を伝えます。

「ストリートファイター6」のサウンドアクセシビリティ機能を駆使して対戦するBlind Fortiaの2人


(関連記事:6月2日発売「ストリートファイター6」のサウンドデザインにバリアフリーeスポーツePARAが協力

■当日のプレイタイトル:ストリートファイター6、プロ野球スピリッツ

■Blind Fortia これまでの活動例:
ePARA CARNIVAL 2022 SPRING
心眼CUP Powered by SYCOM個人戦
車椅子eサッカーチームの応援団 (ePARA VOICE)
筑波技術大学と「ブラインドeスポーツ研究プロジェクト」始動

車椅子エリア ~ePARAユナイテッド~

ePARAユナイテッドのロゴ

週1回の全体練習や少人数での自主練習などで、日々鍛錬を積んでいる車椅子eサッカーチーム・ePARAユナイテッド。7月中旬にはJリーグの強豪である川崎フロンターレのファン感謝デーに参加するという大一番が控えており、メンバーが顔を合わせて調整を行いました。

車椅子エリアで練習を行ったePARAユナイテッドと観戦者の皆さま

■当日のプレイタイトル:eFootball™️

■ePARAユナイテッド これまでの活動例:
ePARA CARNIVAL 2022 SPRING
11人制eサッカースタジアム -車椅子イレブンがプロサッカー選手と創る『新しい景色』-
(予定)2023ファン感謝デー特別企画FOOTBALL TOGETHER Powered by eFootball™️

ePARAユナイテッドの歩みと挑戦をストーリー仕立てでつづったこちらの記事もぜひご覧ください。
車椅子eサッカーチーム「ePARAユナイテッド」の挑戦 -川崎フロンターレと共創するFOOTBALL TOGETHER-(PR TIMES STORY)

"eFootball"および"eサッカー"は、株式会社コナミデジタルエンタテインメントの登録商標または商標です。株式会社コナミデジタルエンタテインメントの許諾を得てこれらの用語を使用しています。

体験・共創エリア ~Racing Fortia、HealthCare Fortia~

healthcare Fortia のロゴ

PARAから就労したメンバーを中心に、ePARAの多様性を表現するエリアです。
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金が主催するコンテストのファイナリストとして、 「Mobility for ALL」 を探求するRacing Fortia。健康・祝祭など、暮らしを豊かにするテーマをゲーム内で表現してきたHealthCare Fortia。「あつまれどうぶつの森」でのウェディングパーティーや、さこつの4コマ漫画、ゆづぱんの段ボールアートなど、多様な取り組みが紹介されました。

■当日のプレイタイトル:iRacing、Fit Boxing 2、あつまれどうぶつの森、DTM作曲

■Racing Fortia、HealthCare Fortia これまでの活動例:
ePARA CARNIVAL 2022 SPRING
クロスライン-ボクらは違いと旅をする-
クロスライン-ボクらは違いと旅をする-SEASON2
「あつまれどうぶつの森」で結婚式

FPSエリア ~FPS Fortia~

FPS Fortiaのロゴ

プロeスポーツチーム「REJECT」との交流も行っているFPS Fortia。レベルアップを目指すことはもちろん、勝敗以上に交流を重んじた会合を行うエリアです。

FPSエリアに集ったメンバー

■当日のプレイタイトル:PUBG Mobile、Call of Duty:Mobile

■FPS Fortia これまでの活動例:
ePARA CHAMPIONSHIP ver:Aim High
バリアフリーeスポーツ ePARA2021
プロeスポーツチーム「REJECT」とパートナーシップを締結
REJECT社 応援会

ボードゲームエリア

さまざまなボードゲームの箱が机の上に並べられている

麻雀やカードゲームを通じて交流を図ります。オンライン・オフラインで集まってボードゲームやカードゲームを楽しむAny%CAFEを再現したようなエリアです。

ボードゲームエリアの活動には、ProVision所属のYujikun(右)も参加

■当日のプレイタイトル:雀魂、各種ボードゲーム・カードゲーム

■これまでの活動例:
ePARA CARNIVAL 2022 SPRING(雀魂ブース)
Any%CAFE(毎週火曜日 営業)

「バリアフリーeスポーツ」の世界を一歩ずつ切り開く

開催時間が近づいた会場内では、久しぶりの再会を喜ぶ声があちこちから聞こえました。また、それぞれの部屋に入ったメンバーが前年のカーニバルの経験をもとに着々と機器のセットアップを進めていた姿が印象的でした。開始後には、所属ユニットの枠を超えて談笑したり、ゲームを一緒にプレイしたりする姿も多く見られました。

ePARA代表・加藤大貴 vs ブラインドeスポーツプレイヤー・NAOYA
イーパラユナイテッドの選手4人と一緒にレーシングフォルティアの選手が並び、同じ画面を見ながらゲームをプレイしている
Racing Fortiaの選手がePARAユナイテッドと一緒にサッカーゲームに挑戦
机を囲んで各自プレイするプレイヤーと、その様子を眺める参加者
FPSエリアの様子
Fit Boxing 2で体を動かす。仲間の応援をじかに感じられるのもオフラインだからこそ
黙々と楽しむボードゲームエリア
壁を彩る数々のパネル。Fortiaメンバーのあまだれさんが手がけた作品

新しい「舞台」に向けて

ePARAは、クロスライン-ボクらは違いと旅をする-」SEASON2(Racing Fortia)や川崎フロンターレ2023ファン感謝デー特別企画FOOTBALL TOGETHER Powered by eFootball™️(ePARAユナイテッド)など、Fortiaの各ユニットが大きな存在感を発揮する「舞台」を控えています。また、現時点では未公開なイベントでも、Blind FortiaやFighting Fortiaが活躍する「舞台」の準備を進めています。

Mini ePARA CARNIVALは、それらの企画を前に進めるための実証テスト・確認・実戦練習としての位置づけも含んでいます。

約4時間という短い間ながら、こうして集まることで、一人ひとりの熱量の高さを改めて感じられる機会となりました。ePARAは今後とも、「本気で遊べば、明日は変わる」をモットーに、eスポーツを通じて障害者が自分らしく輝ける社会の創出に尽力してまいります。

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