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ePARA CARNIVAL Fortia イベントレポート 心眼CUP

全盲ゲーマー・いぐぴーが「ePARA CARNIVAL 2022 SPRING」心眼CUP powered by SYCOM団体戦を振り返る

皆さんこんにちは。Blind Fortia(ブラインド・フォルティア)所属の全盲ゲーマー「笑顔を絶やさぬ挑戦者」いぐぴーです。

去る5月28日、J-SQUARE品川/JOYSOUND品川港南口店で行われた「ePARA CARNIVAL 2022 SPRING」。
応援してくださった皆様、全関係者の皆様、ありがとうございました。ストリートファイターV チャンピオンエディションを使用し、4月17日の個人戦で多くの方にご視聴いただき、海外メディアの記事にも取り上げられた全盲プレイヤー同士の大会「心眼CUP powered by SYCOM」。今回の団体戦の後半では、Blind FortiaとGalaxy Laboratory(ギャラクシーラボラトリー、通称「GaLabo【ギャラボ】」)の直接対決をご覧いただきました。

いぐぴーはBlind Fortiaの中堅として出場

先鋒/中堅/大将同士が戦うという形式で行われた今回の大会。私はBlind Fortiaの中堅として、レントさんと対戦しました。

心眼CUP powered by SYCOM 団体戦 【ストリートファイターV チャンピオンエディション】


チームとしては負けてしまいましたが、個人としては初のオフラインイベントで勝つことができ非常にうれしかったです。しかし、勝利の余韻と同時に課題もたくさん残りました。今回は、自分の対戦試合を振り返り、良かった点と反省点をまとめ、今後の試合の糧にすべく自分の言葉で記録したいと思います。

使用キャラ紹介

私が使用したのは、1997年にアーケードで登場した3D格闘ゲーム「私立ジャスティス学園」シリーズからのゲストキャラ「あきら」。2021年8月のアップデートで追加されました。突進技で一気に攻め込み画面端に追い詰めていけると強いタイプのキャラクターです。すべては覚えきれていませんが、3D格ゲータイトルのキャラだけあって、浮かせてからのコンボが豊富なのが魅力だと私は感じています。

対するレントさんの使用キャラは、2018年12月のアップデートで追加された「影ナル者」。リュウの派生キャラとなっています。体力が低い代わりに攻撃力が非常に高いのが特徴。あきらとは対照的に遠距離技を持っていて、火力の高い技が多いため、相手にすると非常に怖いタイプのキャラクターです。

中堅戦の良かった点と反省点

簡単に使用キャラを紹介させていただいたところで、そろそろ本題に入っていきたいと思います。

良かった点

  1. しゃがみ強パンチキャンセルからの強気功塊(きこうかい)の連携
    途中で止められてしまったものの、これをなんども行うことで相手の体力をごりごりと削る作戦を実行することができました。
  1. めくり攻撃
    ジャンプやキャラクターの固有技を駆使して、相手の背後を取りつつ攻撃することで相手のガードを崩す「めくり」。
    この試合では、前ジャンプ中キックで飛び込んでからの攻撃をしっかり当てることができました。大会直前に何度も練習していたパターンの構成ではありませんでしたが、これが一番の勝因かなと思っています。

  1. Vトリガー発動
    コンボに盛り込む形にはできませんでしたが、Vトリガーを使わないまま対戦を終えるというパターンは防げたので良かったです。
Vトリガー発動の様子
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  1. Vリバーサルを使った反撃
    最後の1回は失敗しましたが、しっかり音を聴いて良いタイミングでボタンを押すことができました。

  1. ダメージを受けてもあきらめない気持ち
    私は、一度相手のコンボで大ダメージを受けると、どうしていいかわからなくなっていろいろなボタンを連打してしまうことがよくあります。
    この対戦でもその癖が出る場面がありましたが、すぐに切り替えて自分のできることをやり通そうと思ってプレイができました。

反省点

  1. 基礎コンボや発生の速い技が使えなかった
    しゃがみ弱キック→しゃがみ弱パンチ→弱裏裡門(うらりもん)のような簡単なコンボや前ステップ1回→しゃがみ弱パンチ→投げといった連携などの小技ではなく、振りの大きい攻撃を単体で使ってしまう場面が多くありました。練習でもコーチに何度も指摘を受けていたことなので直したいところです。
  1. 相手のコンボをまともに食らってしまった場面
    とにかく体力有利を取りたい一心で動いていたため、相手からの攻撃をまともに食らってしまう場面が多くありました。
    反撃のチャンスはあったと思うので、これから研究・分析と実戦経験を重ねながら覚えていきたいと思います。
  1. 距離確認不足
    あきらは立ち強キックのリーチが長いため、これを使うことで相手との距離を音だけで把握することができるのですが、この試合ではしっかり距離を確認せずにコマンドを入れてしまっていました。
    ヒット確認、距離確認。本当に大事なので、状況に応じてしっかりやっていけるように練習します。
  1. メンタルコントロール
    ラウンド間の自分のプレイの振り返りや試合中の相手の動きの読みなど、冷静に考えながらの立ち回りがまだまだできていないので、とにかく場数を踏んで慣れていきたいです。
  1. 知識不足
    今回は、相手キャラに関する細かい情報が収集できておらず、「体力が低くて火力が高い」ということしかインプットできないまま本番に臨んでしまいました。プレイヤーやキャラへの対策ができるかどうかは置いておいて、まず事前の情報収集をしっかりしていきたいです。

まとめ

初めて参加したオフラインイベントで自分が思っていた以上の結果を出すことができたので、ここで満足せずさらに上を目指して練習していきたいと思います。


いつも的確なアドバイスをしてくださるJeniコーチ、暖かく、時に厳しく言葉をかけてくださる皆様、今回のイベントにご支援くださった皆様、ありがとうございました。
これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

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