プレイレポート

視野狭窄・網膜色素変性症ひろのスマブラSP初挑戦

みなさま初めましてひろです。宮城県石巻市に住んでいる34歳男性です。運転はできませんが車が好きです。ほかにも家電やスマホ、デジタル機器が大好きです。2020年3月に長年勤めた会社が潰れてしまい只今絶賛求職中です。私の見え方は視野狭窄がひどく、人の表情やテレビの画面が見えません。小学3年生の時に網膜色素変性症と診断され高校生の時に障害手帳を取得しました。

10年ほど前までは多少視野が残っていたのでゲームをしたり、高校生の時はバイクに乗ったりしていました。私はゲーム好きだったので、ファミコンに始まり、スーパーファミコン、ニンテンドー64、セガサターン、プレイステーション1、プレイステーション2、ゲームボーイなど様々なゲーム機が自宅にありました。ちなみに、私が初めて自分のお小遣いで購入したゲーム機はプレイステーション1です。

病気が進行するまでは、あまり不自由を感じることもなくゲームをしていましたが、中学生頃からだんだん病気が進行し始め画面が見えずらくなってきました。色々と工夫しながらゲームをプレイしてきましたが、10年ほど前に画面に映っている内容が判断できなくなってからはゲームから離れていました。現在は子供達がSwitchをやっているので、音だけを聴きながらできるソフトを一緒にプレイしたりしています。なので、ゲーム歴はざっと30年ほどでしょうか。

スマブラとの出会い

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ(通称:スマブラ)との出会いは、私が中学生の時です。この頃、ニンテンドー64から初代スマブラであるニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズが発売されました。友達の家で初めてプレイしてすぐにドはまりしてしまい、即座に購入した記憶があります。中学生で勉強をしなければいけない大事な時間の大半をスマブラに費やしてしまいました。中学生の時には病気が進行し始めて画面が多少見えづらくなっていましたが、なんとか全クリ・全キャラコンプリートできました。

ニンテンドー64版ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズのオープニング画面。

友達とプレイする時は、明るいステージだと背景とキャラが同化してしまって見え辛かったので、暗めのステージに限定して限定プレイしてもらっていました。私には弟がいますが、ゲーマーのである兄二人の影響を色濃くうけてしまい、弟も生粋のゲーマーになってしまいました。

そんな弟がゲームキューブ版のスマブラを購入してプレイしていたので一緒にプレイさせてもらったのはいいのですが、ゲームキューブ版のスマブラはニンテンドー64版とは動きの速さが違いすぎて私の目ではついていけなくなっていました。案の定、弟にはボコボコにされました。64の時はボコボコにしまくっていたのにです…。そこからゲームキューブ版のスマブラを練習してみたのですが、弟には一回も勝てず、ここでスマブラを卒業しました。

Switch版スマブラSPをやってみた

先日、ブラインドeスポーツ座談会に参加させていただきました。全盲の方でも様々な工夫をしてゲームをプレイしていることがわかり、自分も久々にスマブラをやってみたくなりました。息子がSwitch版の大乱闘スマッシュブラザーズSpecial(通称スマブラSP)を持っていたので、Switchとソフトを貸してもらいプレイしてみることにしました。

Switch版大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALのロゴ。

戦闘開始までの道のり

Switchは息子たちが使っているのを何度か貸してもらったことはあるのですが、電源を入れるところから一人でやるのは初めてでした。電源ボタンらしきところを長押ししてみたら画面が明るくなったのを確認できたので、第一関門の電源を入れるという作業はクリアできました。

ここからは全くの未知の世界だったのでとりあえずAボタンを連続で押してみました。すると見事にソフトが起動してくれました。第二の関門、ソフト起動もクリアです。カーソルが最初からソフトを開くところにあっていたようです。

ソフトを起動し、オープニングが流れたのでさらにAボタンを押していきます。するとストックバトルと聞こえたところでAボタンを押しても反応しなくなりました。第三の関門、キャラクター選択&ゲームスタートに引っかかったようです。プチパニックになりながら左のスティックを左上方向に動かしてみるとキンキンみたいな効果音が鳴りました。何かの選択項目にカーソルがあっているのだと思い、少し右下方向に動かしてみて効果音が鳴ったところでとりあえずAボタンを押してみたらドンキーコングと読み上げられました。読み上げられたことでやっと、キャラクターが選択できたのがわかりました。私は、一度Bボタンを押してキャンセルしました。私はドンキーコングは嫌いなのです。キャンセル後、そこから右に一つずつ動かしてはAボタンを押して読み上げを聞く作業をひあつら繰り返す「ローラー選択作戦」により、ようやく目的のキャラクターのサムスに辿りつきました。サムスでAボタンをプッシュ。ついに試合が開始されました。

得意だったはずのサムスだけど

ニンテンドー64版のスマブラだと、試合開始前に3,2,1とカウントダウンのアナウンスが入ってから試合が開始されたはずです。スマブラSPでは3,2,1,GO!!とアナウンスはありましたが、ニンテンドー64版スマブラに比べると結構あっさりめに開始された印象です。音を頼りにして操作する私は、いつ攻撃をし始めてよいのか少々わかりずらかったです。

ここからはひたすらBボタンを長押しして、タメ技のチャージショットを撃ちまくりました。しかし、相手が近寄ってきているのがわからず、知らず知らずに攻撃され、吹き飛ばされてリングアウト。敗戦してしまいました。ニンテンドー64版スマブラの方が戦闘中の効果音やキャラの声が聞き取りやすかったような気がします。同じことを何度もしているうちに残りのストックを使い切ってしまい負けてしまいました。何度かサムスでチャレンジしましたが結果はおなじで一回も勝てませんでした。ニンテンドー64版スマブラではよくカービィ、サムスを使用していたのですがやはり画面が見えない状態では敵の位置を把握できないため攻撃を当てるのが難しいです。

遠隔攻撃のできるサムスであれば適当にチャージショットを打っていれば勝手に当たってくれて勝てるかななんて甘い考えは見事に外れてしまいました。

ピカチュウを発見して、初勝利へ

そしてキャラ選択画面で「ローラー選択作戦」をしていたら偶然ピカチュウを見つけました。そういえばピカチュウはBボタンで遠隔の電気攻撃、スティック下+ビーボタンで垂直方向+自分の周囲の雷攻撃があることを思い出しました。ピカチュウで試合開始してみたところ、まさにニンテンドー64の時のままの攻撃スタイルでした。試合開始してすぐは敵が遠くにいるので遠隔の電気攻撃をしてみました。

そして、敵が近距離攻撃をしてきたような効果音が聞こえたのですぐさま雷攻撃に切り替えてみた所、見事に敵が吹っ飛んでいく音がしました。これを何度も繰り返したところなんとか勝利することができました。一勝して気分が良くなった所で今回の初挑戦は終了させました。

サングラスを着用した筆者のひろが黒いコントローラーを持ちながら、サムスとピカチュウを操作しているイメージ図。

Switch版スマブラSP挑戦を振り返って

久々にスマブラをプレイしてみて画面が見えなくてもなんとか一勝することができ大変満足でした。ただ、ひたすらAボタンを押して試合を始めるとバトルステージの選択がランダム選択になっているようで、試合を開始するたびにステージが変わってしまいます。数回目に当たったステージは、床が外方向に動いているステージのようで試合開始してちょっと動かなかっただけでリングアウトして敗戦しまいました。そのステージでのプレイ時間が一番短かったと思います。

あと、スマブラの試合の設定にストック制と時間制を選べるところがあるのですが、その設定を変えれず、ずっとストック制でプレイしていました。ストック制だと決められた数しかストックがないため、間違ってリングアウトをしてしまう私にはプレイ時間が限られてしまい、少々きつい設定でした。プレイ開始するまでの時間がどうしても時間がかかってしまうので、勝敗に関係なく長い時間プレイできた方が楽しいんです。その点、時間制であれば決められた時間の間は何回も復活できるので、私には時間制の方が向いているような気がします。見えている時は絶対ストック制でプレイしてたんですけどね…。

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hiro

石巻市在住。視野狭窄があり、小学3年生の時に網膜色素変性症と診断され高校生の時に障害手帳を取得。子どものSwitchを借りてゲームにチャレンジ。視覚障害団体でiPhone講師を務める。

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