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ePARAを支える人たち

株式会社サイコム、ePARAの活動支援を開始~バリアフリーeスポーツの進化へ~〈三日連載企画①〉

BTOパソコンメーカーの株式会社サイコム(本社:埼玉県八潮市/代表取締役社長:河野 孝史)は、株式会社ePARA(イーパラ)の公式スポンサーとしてゲーミングPCの提供を中心としたバリアフリーeスポーツの取り組みの支援を始動しました。この取り組みは2021年7月に始動し、提供を受けたことによる喜びの声も増大しています。
今回は、サイコム社のスポンサー活動開始のご報告と共に、三日連続サイコム特集をお届けします。

左サイコムロゴ、右ePARAロゴ

ゲーミングPCの不足は常に課題

株式会社ePARAは、たくさんの障害当事者の方々とゲームをきっかけにつながっています。そこで頻繁に直面する問題は、ゲームのプラットフォームです。障害当事者の方々のゲーム環境は多種多様です。

  1. 家庭用ゲーム機(※1)もゲーミングPCも所持している方
  2. 家庭用ゲーム機のみ所持している方
  3. ゲーミングPCのみ所持している方
  4. 家庭用ゲーム機やゲーミングPCはなく、スマートフォンでゲームをする方
  5. いずれの環境もない方

※1 家庭用ゲーム機
Nintendo Switch、Play Statio4/5、Xbox Series Xなど、ゲームをプレイするためにゲーム会社から発売されているハードウェアを指します。

ゲーミングPCは、リテラシーの裏付けになる

eスポーツ・ゲームを通じたキャリア形成を行っていく上で、もっとも支援しやすいのは上記の「1」か「3」、つまりゲーミングPCを所持されている方です。その理由は、一定のPCリテラシーを持つ裏付けとなるからです。

PCでゲームをするには「Steam」などのPCゲームのプラットフォームを使いこなし、時折発生するPCトラブルにも対応していく必要があります。全盲のプレイヤーは、Steamのインストール段階で、ロシア語から変更できないトラブルに見舞われたこともありました。参考記事:全盲でも「鉄拳7」で戦いたい! Team-ePARAの新たな挑戦)PCゲームをやっていると、日常的に回線落ちやアップデートによる動作不良などのトラブルに直面します。ゲームを続けるためには、都度こうしたトラブルを解消するため様々な工夫をします。その結果、自覚ないままにPCまわりやIT関連のリテラシーが上がり、インターネット関連の知識が増えていきます。つまり、PCゲームをやっている方は、リモートワークの仕事に強いことが多いのです。

ePARAでも様々な業務をお願いしますが、PCを用いた業務をお願いする際には上記の理由もあり、ゲーミングPCをお持ちの人の方に依頼しやすいのは事実です。

ゲーミングPCは手軽には買えない

「PCでいろいろなゲームをプレイしたい」という障害当事者は多くいます。

しかし、ご存知の通り障害者雇用が十分に進んでいない昨今、障害当事者にとってゲーミングPCはなかなか手が付けられない高級品。ePARAの部活動に参加している部員でも、ゲーミングPCの所持者は限られたごく一部です。

そんな状況下で、ePARAは幾度も「バリア」を感じてきました。PC環境さえあればもっと挑戦する幅は広がりますし、ePARAもその支援に力を注ぐことができます。一方で、PC環境がないためにリテラシーが育つ機会が得られず、その人の適性に合ったスキルが伸びていないケースがあるのです。

そんな「バリア」を乗り越え、バリアフリーeスポーツを力強く後押ししてくれる存在。それがサイコム社からのゲーミングPCの提供開始でした。

サイコム社の熱意に勇気をもらって

サイコム社からのゲーミングPCの提供開始を振り返り、ePARA代表・加藤大貴はこう語ります。

支援が決まった時、すぐにFortia(フォルティア)メンバーの喜ぶ顔が目に浮かびました。
河野社長や山田プロダクトマネージャーが、ePARAの挑戦や考え、悩みに共感していただけたことが嬉しくて、震えたことを憶えています。

サイコム社は、障害当事者が行う挑戦や力を合わせてプレイする過程や、小さな成長を自信に変えていく様子も評価。ePARAだけでなくFortiaで活動するパラeスポーツプレイヤーにも支援をいただいています。
また、先日ePARAで挑戦した投資型クラウドファンディングFUNDINNOによる投資家募集プロジェクトに際しても、河野孝史社長が応援コメントを寄せてくださっています。

eスポーツとは”誰も”が楽しめるものでなくてはならないと考えます。性別、年齢、障害の有無、等のバリアを越え、お互いに尊重しあい、純粋に楽しむ。
この”誰も”が楽しめるeスポーツの発展こそがより良い社会、明るい未来へと繋がると思います。パソコンメーカーとしてどの様に社会貢献が出来るかと模索していた中でePARA様とご縁がありeSportsや配信には欠かせないパソコンをご提供させていただきました。
加藤さんがこの事業にかける思いは言葉には出来ないほど熱く真剣です。これからもePARA様の活動を社員一同、応援させて頂く所存です。

投資型クラウドファンディングFUNDINNOのスクリーンショット

参考URL:障害者の雇用義務を定めた「法定雇用率」達成企業が50%を下回る中、急成長のeスポーツを通じた就労マッチングでダイバーシティを加速する「ePARA」

今後の活動に向けて

サイコム社の支援の下、バリアフリーeスポーツ「ePARA」およびバリアフリープロジェクトチーム「Fortia」は、eスポーツを通じたキャリア形成や就労支援を加速してまいります。三夜連続サイコム特集②③では、実際にサイコム社のゲーミングPCを体験した記事をお届けします。

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