こんにちは!ゲーマーのePARAライター彼岸花です。
脳と心臓の疾患で療養中ながらも、受け入れながら執筆!気晴らしにゲーム!
時々元気に時々休みながらエンジョイしています。ゲームの世界も現実の社会と同じ…!?療養ゲーマー生活を経て経験した様々な人間関係や仕事との兼ね合い、病人ならではの経験を書いていけたらと思います。
ゲーム × 彼岸花
幼少時に勇気を出してスーパーマリオをやってみたら「最初のクリボーで死んだ」典型的なアクションゲーム下手くそマンです。その時点でアクションゲームは下手なんだと自覚し、ゆっくり操作ができるRPGものをやろうと決意。初めて全クリしたゲームはMOTHER2でした。
それからドラゴンクエストやファイナルファンタジーと言った名作RPGを多くプレイし、往年の名作クロノ・トリガーは今でも自分の中で強い感動が残っています。
大人になり病気になり人の子の親となり、今も子供の頃のゲームの感動体験と素晴らしい世界を知るゲーマーになりました。住んでいる環境に光回線とパソコンが揃えば当たり前のようにMMOの世界に進出し、ある時はMMO難民、あるときは小さな女の子、ある時は竜騎士のにーちゃん、そして今はファイナルファンタジー14を時々プレイする「光の作家」。
性別・年代・見た目の違うキャラクターを気分やプレイスタイルで使い分けながらライトにMMOを遊んでいたりします。

ゲームは自由な世界だ
筆者のゲーム内キャラクターは男性たっだり女性だったり時には動物だったりですが、どうしても中身もキャラと同じだと勘違いをされてしまうことが多めです。雰囲気や話し方、プレイスタイルも影響するかもしれません。
男性からも女性からもアプローチをかけられたこともありましたし、上記のように性別バレすることで異性とトラブルに発展したこともあります。ですが中身と同性のキャラじゃないと許されないのか?というと決してそうではありません。
かわいい姿、なりたい姿、素敵な装備を着こなせる姿や憧れの姿、全身鎧の屈強な姿…MMOでそれは全て自由な世界のはずです。
MMO × 子育て × 彼岸花
困った対人関係もありうるMMOの世界ですが、家から自由に遊びに出れない子育て世代のゲーマーや、療養中の人には福音のような世界でもあります。
昼時のMMOのは、夜勤や在宅ワークの方、子育て中の方がよくいらっしゃいます。昼間メインのコミュニティに参加すると育児仲間に恵まれることも多く、MMOは育児や家事にまつわる突然の離席や放置が多くてもお互い様と理解のある界隈。
仕事をしながら子供を育てているゲーマーとしても、寝込みがちな病気ゲーマーとしても救われました。
MMOは時々しかやらない今も、MMOをプレイしながら子育てをしていた頃に仲良くなったママさんパパさん達とは、SNSでふんわり繋がるちょうどいい関係を築けています。とても良い出会いでした。
オープンワールドなMMOと育児の相性は決して悪くないように思います。小さいお子さんを抱えながら長時間拘束され集中を要するようなものは難しいと思いますが、必要な時は席を外しながら気楽に広い世界を走り遊び、人間関係を楽しむ程度の付き合い方ができるならば良い息抜きになります。
MMOをやって良かったこと × 悪かったこと
- MMOをやって良かったこと・・・孤独にならなかったこと。症状が楽な時には大活躍できたこと。
- MMOをやって悪かったこと・・・対人ストレスで病気が悪化したこと。
大きな病の発症で退職し寝込みがちになった時も、MMOの世界があったからこそ本当の孤独にはなりませんでした。モニターの向こう側は病床の外なのです。MMOの世界で楽しんできたからこそ病状も落ち着き、結果として子を授かることすらできました。素晴らしい世界を開発し、運営なさっている方々には大きな感謝です。
更になんとかかんとか、戦闘民族をできていた時期すらありました。最初のクリボーで死んだ人がファイナルファンタジーの花形、パーティのアタッカー竜騎士だった時もあるのです。あの頃の私は個人的MMO黄金時代でした。
体調がいい時に攻略組として活躍し、反動の鬱状態の時はのんびりと広い世界をお散歩したりしていたり。病床にいても、病気で疲れやすくて体力がなくとも、病人であっても、その人に合ったゲームとの付き合い方を出来れば活躍したり友達と楽しく遊ぶことができる。それがMMOの世界なのです。

逆に対人関係が荒れた時はストレスで病状がかなり悪化しました。対人トラブルが落ち着くまで病態が悪化し寝込みがちでした。主治医の先生に、コミュニティのまとめ役はやめるようにも言われました。
こうした経験から、疲れやストレスなど様々な外的要因で病状が揺らぐ人にとって、MMOは少し刺激的すぎる世界なのかもしれないとも思います。ですが自分の限界を知り、うまく距離を保ちながら付き合えばきっと素晴らしい経験もできると思います。
MMO × 療養
私は、周りの方を驚かせたり無駄な気を遣われたりしたくないため、基本的には病名は伏せたままにしています。
病気を患って療養をしていることは一緒に遊ぶ友達にカミングアウトすることもありますが、脳と心臓、命にかかわりかねない大きな病だからこそ、病名は基本的にいうことはありません。
MMOはソロプレイができるものも多いですが、友達と遊ぶ、知らない人と関わり遊ぶ、それが主軸となるゲームです。ですので周りのプレイヤーを不穏な気持ちにさせないのも大事だと思います。
筆者は病の理解を得る事は、MMOの世界では放棄しています。ですが病気で時々体調が悪い事は織り込み済みなので調子が悪い時はみんなそっとしてくれます。この程度で良かったと今も思っています。カミングアウトして病気キャラとして開き直り受け入れられるのもまた一つの道ですし、病を隠して普通の人のふりをするのもまた一つの道。
その辺はプレイスタイルや性格によりけりだと思います。
上手に付き合えば障害の有無に関係なく新たな友達ができたり、人によっては趣味を通して大切な人と巡り会うこともあるでしょう。何よりMMOは、ゲームとして楽しい。ゲームが好きで人も好きな方でしたら、病とうまく付き合いながらMMOの世界を冒険するのも良いかもしれませんね。
