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全盲eスポーツプレイヤーなおやのサイコムPC使用レポート~ゲーミングPCで増えた選択肢が挑戦するカギとなる[PR]

皆さんこんにちは。ブラインドeスポーツプレイヤー、不可能を可能にする男「なおや」です。

昨年の秋に私は株式会社サイコムとスポンサード契約を締結いたしまして、ゲーミングPCの提供を受けております。

なおやのイラストと、不可能を可能にする男という文字が描かれているアイコン。ePARAとFortiaのロゴとサイコムのロゴも描かれている

PCの使用感や最初につまずいたことは週間アスキーの記事にて少し話題にあげさせていただきましたが、今回は全盲のeスポーツプレイヤーという視点から、PC導入時のことやゲームをする上で感じた変化、今後挑戦してみたいことについて、詳しくお伝えさせていただきます。どうぞ最後までお付き合いください。

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一人でPCのセッティングから起動までを行った

私がサイコム社より提供していただいたPCの概要は、スポンサード契約締結時の記事をご参照ください。

まず、このPCですがとても丈夫で大きなデスクトップ型でした。ePARAの仲間からは、晴眼者の力を借りてセッティングしたほうが良いのではないかと心配されていたほどです。

しかし、私はいったん自分で挑戦してみようと思うタイプです。さらに、高校生のときに工業の授業で自作PCを作るカリキュラムを受講していてデスクトップPCを導入するのは初めてではなかったので、今回も単独での導入に挑戦しました。

電化製品を扱う際、どのコネクタにどのアダプタやケーブルを差し込むかというのがかなり難しいのですが、私の場合はそれがパズル感覚でとても楽しいと思っています。その結果、無事にデスクトップと電源、モニター、キーボードをつないでPCを導入することができました。

ただ、モニターに関してはHDMIポートとUSBポートのかたちが似ているため、接続までに少し時間がかかりました。また、モニターに関しては、画面を見ないので接続が不要だと考えていたのですが、そうではなかったようです。これについては、後述の「ブラインドeスポーツ事件簿(再び)」のところで詳しくお伝えします。

その後は、Windows標準のスクリーンリーダーであるナレーターを使って、アカウントの初期設定、普段使用しているスクリーンリーダーのインストール作業を進めました。

結局、宅急便で送られてきたPCの開封、セッティング、起動までを一人でやったこととなります。

サイコム製ゲーミングPCを使用して感じた変化

ゲーム中の画面の切り替わりが早い

スポンサードPCを導入してまず私が始めたことは、今までプレイしていた鉄拳やストリートファイターVのインストールをし、早速プレイすることです。

これらの作業は過去に一度やっていたこともあり、特に滞りなく終えることができました。

慣れた操作で鉄拳7を起動し、オンライン対戦のランクマッチへ。そのときに大きな変化がありました。それは、とにかく画面の切り替わりが一瞬なのです。ノートPCで鉄拳7をプレイしていたころは、ランクマッチを選んでからキャラクター選択画面に行くまでに少し時間がかかりました。それが当たり前だと思っていたのですが、このPCになって一瞬でキャラ1クター選択に移行したので驚きました。というより、私は数えきれないほどのランクマッチをやっていますから、かなり多くの時間を浪費したのではないかと直感しました。

Any%CAFEオープニングイベントの際、始めてゲーミングPCで鉄拳7をプレイするので切り替わりの速さに驚いたことをeスポーツワールドのインタビューでお話したのですが、オンラインでもこんなに違うのかと衝撃を受けたことを今でも覚えています。

ウィンドウを切り替えてもPCがフリーズしない

もう一つ感じた衝撃的な変化は、alt+tabキーを押してウィンドウをゲームからほかのアプリに切り替えるのがスムーズであったというところです。

ノートPCでプレイをしていた頃は、ウィンドウを切り替えるとものすごく動作が重いうえに、場合によってはそのままゲームがフリーズして再起動が必要になることが多々ありました。もし、オンライン大会などに出場する際はチャットとゲームを行き来する必要があり命取りになりますし、例えばゲーム画面をDiscord等で共有したい場合でもはたしてalt+tabで切り替えて大丈夫だろうかと考えながら作業をしていました。

その点、ゲーミングPCの導入後はウィンドウを切り替えてもゲームがフリーズすることがなくなり、先ほどの画面共有だけではなく、ゲーム中の音量調節や対戦結果の記録、練習を中断してチャットに返信をすることなど、あらゆることがストレスなく行えるようになりました。

ブラインドeスポーツ事件簿(再び)

ここからは、私がサイコム社のゲーミングPCを使用して遭遇した思わぬ落とし穴についていくつかご紹介いたします。

モニターをつながなくて良いと思っていたら大きな影響が

私は全盲ということもあり、普段はPCの画面を一切見ません。音さえあれば良いですし、むしろ画面があると自分の知らないところで情報を見られる可能性があるので、学校などの公共の場ではモニターの電源をオフにしていました。

そこで、今回もモニターは必要なときにつなげばいいやと考え、最初はモニターをセッティングしませんでした。PCの起動からソフトのインストールまで無事に終了したのですが、そのあとに事件は起きました。

私が使用しているスクリーンリーダーのNVDAには、画面の内容を分析して文字にするOCR機能があります。ところが、そのOCRの認識精度がすこぶる悪かったのです。結局、私では手に追えずePARAの仲間に相談したところ、グラフィックボードの出力先としてモニターが必要である旨を教えてもらいました。モニターって、ただ画面を見たい人だけのためにあるわけではないんですね。一つ賢くなりました。

OSのライセンス認証に大慌て

今回は、ライセンス認証を自分で行う必要がありました。その認証のために必要なプロダクトキーは、デスクトップ本体に貼られているシールに記載されているということでした。

こればっかりは私の力ではどうすることもできません。近くにいる人にプロダクトキーを読んでもらい、入力しました。

この件を週間アスキーのインタビューを受けた際にサイコムの担当の方にお伝えしたところ、今後はなんらかの対応をしてくださるとのことでした。早めにお伝えすることができて良かったです。

ブラインドeスポーツプレイヤーとしての今後

上述した通り、サイコム社のPCを使用したことで、私の世界は大きく広がりました。やれること、やってみたいことも増えました。

そのなかでも、Blind Fortiaの事業に掲げている「ブラインドeスポーツの研究、プレイヤーとしての大会への参加、実況・解説」を行い、ブラインドeスポーツの普及・啓発に努めていきます。

blind Fortiaのロゴマーク

ブラインドeスポーツは、2020年にePARAでスタートした鉄拳7以外にも、ストリートファイターVやFortniteなど、様々なゲームやジャンルに挑戦しつづけています。年齢・性別・障害の有無の枠を超えた挑戦を皆さまにご覧いただけること、もしくは何かしらのゲームを一緒にプレイできることを楽しみにこれからも歩み続けます。

引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。

参考

1.週間アスキーの該当記事

https://ascii.jp/elem/000/004/070/4070315/

2.eスポーツワールド

https://esports-world.jp/interview/13121

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北村 直也(きたむら なおや)

声優、エンジニア、大の野球好き。
不可能を可能にする男というキャッチコピーのもと、誰もなしえなかった「視覚障害を持つ声優」に挑戦中。その状況を日々SNSで発信しているのだが、フォロワーから「野球の人」という印象が持たれるほど、野球ツイートも熱い!さあ、野球アニメに出よう。
Twitter:@noy_0207

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