はじめまして、汐と申します。
私は双極性障害Ⅱ型の疾患を持っています。
精神科への通院歴は5年ほどで、はじめは適応障害と診断されていましたが転院してから双極性障害の治療をはじめ、日々自分の病気と向き合いながら過ごしています。
今回ご縁があり、ePARAさんで記事を書かせていただく事になりました。
別PNにて作家活動をしているのですが、こういったレポート記事を書くのははじめてです。
おまけにプログラミングに関してはど素人。さてさて、どうなるでしょうか。
ぷよぷよプログラミングとは
SEGA CHALLENGE!ぷよぷよプログラミングとは、プログラミング学習環境『Monaca Education』において、セガが展開するアクションパズルゲーム『ぷよぷよ』をプログラミング学習できる教材です。
パソコンとネット環境(あと気合い)があれば、自分でぷよぷよを動かすようにソースコードを入力して、プログラミング学習ができる、というものです。
対象年齢はなんと小学校四年生以上。不安だった私もこれなら……となんとか出来そうな気がしました。
ぷよぷよかわいいですしね。
やたら不安な理由とは……
双極性障害は躁とうつを繰りかえす病気です。
投薬でかなり抑えられるものの、やはり気分の波はあります。
私の場合は季節の変わり目がフックになりやすいのです。
例によって軽度のうつ状態でありました。
こんな時は新しいものに対しては特に取り組むのが億劫です。
でも……対象年齢小学校四年生以上ですからね!
ぷよぷよかわいいですしね!(2回目)と己を奮い立たせてチャレンジしてみました。
ぷよぷよプログラミングにチャレンジ
ぷよぷよプログラミングでは、初級コース・中級コース・上級コースの3種が用意されています。
さっそく初級から初めてみます。
SESSION1 「ぷよぷよ」が落ちてくる
画面を見た瞬間になんですかね、これ。(固まる音)
ですが、別冊子に分かりやすい説明があるのですぐに理解できました。
簡単に言うと、穴あきになっているゲームのコードを埋めていく、ということなんだな、と思いながらはじめの一歩。
「ぷよ」を上から下に落とす動作ができるようにします。
ここからは「必要なもの」に書いてあった「気合い」の出番です。
プログラミングコードをひたすら書き写していきます。
常に頭が日本語入力モードになっているので最初は「this」と打つだけで一苦労でしたが、 コードを書き込んで保存をすると……
なんと右画面の「ぷよ」が落ちてくる!
子供の頃にプレイしたぷよぷよなので、「こう動いたら正解」というのが分かり易いですね。
SESSION2 「ぷよ」を左右に動かす
別冊子を見てプログラムの意味をちょっとずつ学びながら、今度は落ちてくるだけの「ぷよ」を左右に動かせるようにします。
こちらも穴あきの所(ちゃんと何行目か冊子に書いてあるので安心してください!)をコードを書き写していきます。
左右に動かせるようになりました!
ぷよぷよらしくなってきましたね。でもこれだとただ積むだけ……くるくると回転させたいところです。
なので次のステップ。
SESSION3 「ぷよ」を回してみよう
今回もひたすら写経です。少し辛くなってきました。
でも、ここまで来たら完成させたい!気合いでコードを入れていきます。
どうですか?ぷよが横になっています。横になってますよ!
回転させることに成功しました!ここまでくると入力にも慣れてきました。
もちろん何回か失敗を繰り返しましたが、最初の画面で固まっていたのを考えると大分進歩したのではないでしょうか。
SESSION4 「ぷよ」を消してみよう
ぷよが繋がっても消えないとぷよぷよじゃないですよね。
ということで今度はちゃんと消えるようにコードを入力していきます。
気分だけはいっちょ前になりながら入力入力……。
消えました!
これでぷよぷよの完成です……!!と、いきたかったのですが、まだ続きがありました。
SESSION5 「ぷよ」を変えてみよう
ソースコードを書き換えて、「ぷよぷよ」の動きを確かめてみます。
背景を変えてみたり、ステージの大きさを変えてみたり、背景の色を変えてみたり……。
さて、初級が終わったので今度は中級です。
中級はさらに穴あきが多いのを埋めていく感じで、さらに気合いがいります。
ばたんきゅ~、とまとめ
なんとか中級を終えて、次は上級……なのですが、上級は真っ白な所に一から入力していくので、さすがにギブアップ。
もっと色々自分でアレンジしてプログラミングを楽しめる内容のように思えたのですが、ぷよぷよじゃなくて私が「ばたんきゅ~」です。
でも、うつ期であんまりやる気がわいてこない時でもこれくらいできたのは自信に繋がりましたね。
おなじみの「ぷよぷよ」なので、完成形が想像しやすかったのが大きかったと思います。
コードを「写経」しながらチラチラとこのコードの意味を知りたいな、なんて思いました。
プログラミングの入門としてはとても良かったです。
まったくプログラミングのことが分かっていない私が、「なるほど、こういうものなのか」と触れる良い機会になりました。