はじめまして。ボカロPのサ骨@レッドカードPこと、マンガ家の迫津六郎こと、さこつでございます。
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統合失調症による不眠から、どうしても「まだ眠くないし作業続けようか」となることもあり、生活バランスを崩してしまいがちな毎日を送っております。
統合失調症って?
統合失調症は、厚生労働省の知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルスによれば、以下のように定義されています。
統合失調症は、幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患です。それに伴って、人々と交流しながら家庭や社会で生活を営む機能が障害を受け(生活の障害)、「感覚・思考・行動が病気のために歪んでいる」ことを自分で振り返って考えることが難しくなりやすい(病識の障害)、という特徴を併せもっています。
私の場合、「幻覚も妄想もないしほんとに統合失調症なの?」と思っていましたが、これが上記の「病識の障害」でした。10年くらい前はかなりひどかったようです。
現在はほぼ寛解(全治とまでは言えないが、病状が治まっておだやかであること)と医者の先生が判断してくださいっていますが、睡眠障害がかなりひどく残っています。
また、睡眠障害の一部かもしれませんが、明晰夢(自分で夢であると自覚しながら見ている夢のこと)を見ることが多く、そのせいで夢と現実の記憶の区別がつかないことがあります。
例えば手に持っているものがさっきまでバナナだったのにコケシにかわっていると、「ああ、夢か」とわかります。
一方で、あまりに日常的な夢を見ていると「いや待てこれは現実かもしれない」と夢の中で考えてしまうことがあり、非常に疲れて寝た気がしないことがよくあります。
友達と約束事があってすっぽかされたと思ったら、約束したのが夢だった、という体験もありました。
最近はDiscordやらLINEやらのおかげで事前回避が容易にできます。
これはありがたいです。
メガネがなければ近視も視覚障害です。文明の利器はすばらしい!
友達とのコミュニケーションツールとしてのゲーム
Discord(ディスコード)というサービス(ソフトウェア)があります。

Discordは、誰か(自分含む)が作った「サーバー」に入ってテキスト、ボイスのチャットができるサービスです。
Discordの用途はゲームだけに限らないのですが、もともとゲーマー向けに作られたということもあり、ゲーム用のサーバーが多いです。
私はわりと多めのDiscordのサーバーに入っているほうだと思いますが、全く知らない人とオンラインでゲームをすることもあります。
オンラインでコミュニケーションをとりながらゲームをするのが非常に癒されます。
そんな友人たちとプレイしている主なゲームのタイトルは以下です。
プレイ時間が1600時間を超えている「スプラトゥーン2」(Splatoon2)

何か思い出すと思ったら箱庭療法だった「マインクラフト」(MINECRAFT)

パーティーゲームの趣のある「アルティメットチキンホース」(ULTIMATE CHICKEN HOURSE)

Discordに人がいるときに入っていったり、自分がやりたいときに募集をかけてプレイしたりと、プレイスタイルは時と場合により異なります。
Discordのおもしろいところは「気が乗らないなら気が乗らないでいいし、それを言う必要もない」ところです。
私の場合障害をオープンにしていますので、だいたい大きく分けて2パターンの反応をされます。
「接していると普通なのになんで精神障害持っているとか言うんだ」という反応と、「精神障害持っているのに接していると普通だな」という反応です。
前者の人が多いサーバーでは自分も気を使いますし、サーバー主から「気まずいから抜けてくれ」と言われることも多々です。
一方、後者の人が多いサーバーでは、一定の理解を得られているので気がラクです。
いずれの場合でもサーバーを選ぶ権利はこちらにありますので、積極的に参加していけばいいと思いながら気楽に入っています。
障害と付き合うのもまたゲーム
精神障害を持っていると人間関係が希薄になりがちです。(というか社会的にそうさせられているような面もあるのですがそこは置いておいて)
他人との接点を持つことができるという点で、オンラインでできるゲームはとても役に立っていると思います。
一方で「熱くなりすぎて寝るのを忘れる」とか「負け続けてイライラして体調が悪化する」こともたまにはあります。
そのあたりは「自分を律する」のもまた別のゲームだと考え、「7日連続6時間睡眠達成!」とか、これもまたゲーム感覚でポジティブに持っていくと人生が軽くなるかなと思います。
「ゲーム脳」という言葉が一時期ありましたが、個人的には大いに結構だと考えています。
我々は右に進んでいくマリオです。亀の甲羅を蹴りながら進んでいくのです。
そのようなことを考えながら、音楽とかマンガとかを作っています。
おそらくゲームのおかげで脳を柔らかく保ってアイデアを出しているのだと思います。
自分の障害と付き合っていくのもゲームの一環なのだと考えてみると、だいぶ楽な気持ちになれたこともあります。
今後も体を壊さない程度にゲームと楽しく付き合い、自分の創造力の糧にしながら、人間関係の幅を広げていきたいと思っています。
追伸 : ePARAさんにはスマホゲーム外の展開を期待しています。スマホゲーム小さくて苦手なんです…
