インタビュー

社内eスポーツイベントで組織の一体感を醸成~株式会社ProVision~

ProVisionのロゴ
株式会社ProVisionは、主にソフトウェアの上流~下流工程の全工程での品質検証・評価・テストを行っている企業です。そんな総合ネットサービス支援を手がける株式会社ProVisionでは、社内eスポーツチームが活躍されているとのこと。さっそくePARAが突撃取材をしてきました。

【お話しくださった方】

・中新井肇さん(上席執行役員)
管理部門の統括責任者。2020年度から社内でeスポーツ部を立ち上げた発起人です。株式会社システナの特例子会社の「東京都ビジネスサービス株式会社」の専務取締役も兼任。グループ内の障害者雇用の推進も行っています。

・澤田祐太さん(技術部門の主任)
品質検証、アプリ検証などソーシャルゲームのデバッグを担当する100名規模のチームのマネジメントを行っています。お客様との打ち合わせなども担当されチームの重要な役割を担っています。

・髙野ひかりさん(広報担当)
広報担当としてアスリート採用などの取り組みを発信されています。企業の広報活動をリードされています。アスリート社員としての顔も持ち、ラクロスの活動にも取り組まれています。

eスポーツチームをつくった経緯を教えてください。

・中新井さん

きっかけは、それほど明確なものがあったわけではありませんでした。

世の中で、eスポーツの知名度がグンと上がってきたタイミングがあり、そもそも自社でゲームに関わる仕事が多いという背景がありました。親和性があると感じられたため、まずはeスポーツにより深く関わってみようという思いからスタートしました。

漠然と「採用の側面、社内活性の側面」から、いろいろメリットがあるのではと感じてスタートしました。

社内で人気も出るのではと考えておりましたが、想定通り社内のたくさんの人が手を挙げてくれました。

チームの運営は、澤田さんにマネジメントをお任せして現在活動を行っています。チームメンバーはゲームが好きで、プライベートでも配信や大会に出るなど主体的に取り組んでいるメンバーが多いです。

『ゲームが好きなメンバーが集まったら何ができるかな』というところからスタートしましたが、動画配信やプレイング、大会に出場するなど思った以上に熱気が生み出せて良かったと考えています。

2019年の末、コロナ前あたりからeスポーツの社内活動がスタートして、2021年6月現在で約1年半活動しています。

中新井肇さん

中新井肇さん。2007年にProVisionに入社し、評価エンジニアとして活躍。その後、技術部門の部門長を経て、現在は人事・採用領域を統括しています。

eスポーツを通してどのような取り組みを行っていますか?

・澤田さん

創設最初は、コロナ禍ということもあり、あまり活動できませんでした。実際の活動として盛り上がってきた時期としてはスタートから半年以上経ってからでした。創設当初は社内イベントでの活動が多かったです。

ProVisionの挑戦として、完全オンラインで『スマブラ大会』の運営も行ってみました。

大乱闘スマッシュブラザーズの大会

オンライン忘年会として、eスポーツ大会の企画運営を行いました。

eスポーツイベントを開催したメリットを教えてください。

・中新井さん

コロナ以前であれば、全社員の交流を目的としたイベント(花見など)は毎年4企画くらい行っていました。ただ、コロナの影響でそのような社内活性に向けた取り組みができなくなってしまいました。

その代替として、「eスポーツイベントを行う」ということが社内的にもしっくりきました。ここは当初想定はしていましたが、成果として明確に社内でも体感できたことは大きな収穫でした。

当社では拠点が国内外に存在しますが、オンラインでイベントを行うことで拠点関係なく集まることができます。ここは大きなメリットでした。ベトナムの拠点からも参加してもらいましたが、タイムラグもありませんでした。

拠点が離れていてもeスポーツイベントで組織の一体感や結束を醸成できます。

オンライン忘年会

拠点が離れていてもオンラインで対戦ができます。

eスポーツイベントを行ってみて、社員の反応はいかがでしたか?

・澤田さん

普段ゲーム触らない社員でも、参加してよかったという言葉が出てきたことが収穫でした。誰もが知っているゲームタイトルで取り組んだことが要因だったのではと考えています。

社内で広くイベントを行う場合は、マリオカートなど認知度の高いゲームを採用することで「ゲーム好きでないひとでも楽しめること」が大事です。

eスポーツチームでの大会参加の実績としてはメインでAPEX、LoL(リーグオブレジェンド)を扱っています。ウイニングイレブンやVAROLANTなどを行うメンバーもいます。

澤田祐太さん

澤田祐太さん。品質検証、アプリ検証などソーシャルゲームのデバッグを担当する100名規模のチームのマネジメントを行う傍ら、社内eスポーツチームのリードや取り組みの発案なども行っています。

eスポーツチームの規模はどれくらいですか?

メンバーは現在50人程度で活動しています。40人くらいがアクティブに活動しています。

ゲームプレイヤーは20人くらいで、プレイヤー以外の役割としてプレイはしないけど運営(配信、実況解説)はするという方もいます。

チームとしてeスポーツプレイだけでなく、大会やイベントを動かしていくという役割分担ができつつあります。

普段はどのように活動を行っていますか?

・澤田さん

日中8時間は会社の業務を行っています。業務終了後にeスポーツ活動を任意で開始します。だいたい20時以降から23時頃まで業務外の時間で活動しています。
配信機材などは会社予算から出してもらえる可能性がありますね。

eスポーツイベントの取り組みのメリットとは?

・中新井さん

社員同士の自己紹介にeスポーツのエピソードが入るなど「ゲームを切り口とした組織の一体感」が生まれてきています。社外的にも、「eスポーツきっかけで出会えた企業」が増えてきています。

障害者雇用の観点ですと、徳島県のeスポーツチームと、事業の面で協業することができました。イベントで登壇したりなど、発信する機会も増えeスポーツで今までやってきたことを、会社として活かせることも増えてきました。

もしeスポーツの取り組みがなかったら、社内の一体感を醸成できるイベントが何もできなかった。コロナの影響でリアルで集まるような機会を作りにくいためです。そういった意味でも行ってよかったと本当に思います。

eスポーツ以外にも、リアルスポーツについても積極的に取り組んでおられるそうですね

・髙野さん

コロナの影響でアスリート活動は厳しいです。スポーツによっては一年間何も活動できないといったこともザラにあります。もともとオンラインでできるeスポーツは、時代の先駆けといった印象です。

今後の展望をお聞かせください。

・中新井さん

eスポーツ部ということに加え、事業として継続性を持たせられるようにしたいと考えています。

eスポーツの新しいマーケットをつくっていきたいと思っています。eスポーツが事業としてチャンスがあるということを、社外に示していくことができるような存在となりたいです。

・澤田さん

eスポーツといえばプロビジョンという認知度まで高めていきたいと考えています。大会に出てタイトルも狙っていきたいです。

eスポーツに関する情報発信にも力を入れていきますし、配信なども頑張っていきたいです。精力的にいろんな方面からeスポーツに関わっていきたいと考えています。

ProVisionのゲーム配信

チーム練習のライブ配信や様々な企画映像配信など、Youtube配信にも力を入れています。

訪問を終えて

eスポーツチームは社内の有志のチーム内での満足だけでなく、社内全体の組織活性など大きなメリットがあるということでした。社内浸透を図られた株式会社ProVisionの取り組みに、今後も注目してください。

株式会社ProVisionのみなさま、ありがとうございました!

参考URL

株式会社ProVision:esports部のYoutubeアカウント

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