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インタビュー

福岡発、プロチームを運営する企業の社内eスポーツチーム「3R Gaming Lab」

いま、企業や社会人のeスポーツ部が続々誕生し、eスポーツが社員同士の交流のみならず、企業交流戦など、新たな企業間交流のツールとしても注目されています。今回はePARA代表・加藤大貴が、デジタル機器や小売・卸売を行う総合商社スリー・アールシステム株式会社(本社:福岡県福岡市)の社内eスポーツチーム「3R Gaming Lab」のみなさんにお話を伺いました。

プロチームを運営する企業ならではのチーム紹介

加藤:まずみなさんとチームの紹介をお願いします。

首藤:チーム代表をしています、首藤です。
私達の会社スリー・アールシステムで3RGamingというプロeスポーツチームを運営しています。私がその責任者で、PUBGのPC版とモバイル版のプロチームの運営をやっています。3R Gamingにはストリーマーが9名在籍しています。また、会社自体が福岡eスポーツ協会に正会員として加盟しています。

加藤:プロチームを持たれているんですね。でも、今回お話いただくみなさんは、プロというわけではないんですよね?

首藤:そうなんです。プロチームとは別に、企業の部活として、3R Gaming Labという社内チームがあります。今回はそのメンバーをメインにお話ししていきたいと思います。

加藤:それでは、ほかのメンバーの川上さんたちにも自己紹介をお願いしてもいいでしょうか?

川上:スリー・アールシステムで財務経理部の、実は取締役部長をしています、川上といいます。

鈴木:同じく経理部に所属しております、鈴木です。川上さんは直接の上司です。

谷口;3Rグループのソフトウェアに所属しています、谷口です。中途で最近入社しました。

橋口:谷口さんと同じくソフトウェアの方で働いております、エンジニアの橋口です。2020年新卒での入社です。

チーム設立のきっかけはAFTER 6 LEAGUE

加藤:自己紹介ありがとうございます。みなさんのチームの設立時期はいつごろですか?

首藤:2020年の8月ぐらいに、リーグオブレジェンド(LoL)の部活を立ち上げました。でも正直、私自身は全然参加してなくて。川上さんほかメンバーにおまかせの状態です。

加藤:部員のみなさん主導で進んでいるんですね。設立のきっかけを教えてください。

首藤:部活に関しては、AFTER 6 LEAGUEができたことがきっかけです。いずれ社内の誰かが出られるようにと。もともとプロチームは動かしている会社なので、社員にも機会があればと思っていました。

加藤:AFTER 6 LEAGUEは、たしかにいい目標ですよね。部活の取り組みとしては勤務時間外で行われているのですか?

首藤:今は業務時間外にプレイしています。仕事が終わった後に、6時頃からちょっと準備をして、部室に集まれる人は集まって、オンライン参加の人を含めてみんなで繋いで活動しています。週に1度月曜日の開催です。

加藤:プレイタイトルは現在、LoLだけですか?

首藤:いまはLoL一本です。いろいろなタイトルを採用するというのも一つのアイデアなのですが、我々にはまだ難しいと思っています。ただ、グループ内の3Rソフトウェアには格闘ゲームのプロゲーマーが1人いるので、今後なんらかの形で関わっていきたいですね。

加藤:ePARAでもLoLはやってみたいなという気持ちはあります。しかし、各自のPC環境を整備しないといけなかったりして、まだ取り組めていません。スマートフォン版のワイルドリフトが出たので、そちらはぜひ取り入れてみたいですね。

部活があったことで新入社員でも打ち解けられた

加藤:続いて、みなさんの入部の経緯を教えてください。

首藤:メンバー募集に当たって、私と川上さんと今回参加していないもう1名。私はその3人をよくゲームをする人として認識していました。

加藤:他の方々はどうやって決まっていったのですか?

川上:私の参加が決まった時点で、直接の部下である鈴木さんには「入ってもらうことでいいよね」と。もともと彼がゲーム好きなのは知っていたので、自然に誘いました。

鈴木:そんな流れで、いまこうして参加しています。

加藤:なるほど。他のお二方(谷口さん・橋口さん)はいかがでしょう?

谷口;中途入社なので、緊張しながら入りました。やってみたいなとはおもっていたので。一緒にプレイしていくうちに、みなさんと打ち解けることができて、良かったです。

橋口:私は新卒ですが、仕事より先にLoLで偉い方々(特に川上さん)と接点ができました。あとから仕事の上で接点ができた際、仕事を進めていきやすさを感じました。みなさん柔らかい雰囲気でプレイされているので、安心感があります。

加藤:いい関係性ですね!仕事より部活が先に接点になるのは仕事にも役立ちますよね。

首藤:そもそも当社は、社内の平均年齢が30代なので、近い年代が多いので上下関係はきつくありません。そこも効いていると思います。

チームとして勝ちたい、地域にも貢献したい

加藤:部活としての方向性はどのように考えていらっしゃいますか?

川上:部活なので、基本的には楽しく長くやっていきたいと思っています。とはいえeスポーツ、対戦ゲームですから、もちろん勝ちたいわけです。それも、知らない人とチームを組む形ではなく、このメンバーで、自分たちのチームとして勝ちたいですね。いまはオンラインのフリーマッチとかでの勝利はありますが、大会では未勝利です。いずれは勝利したいですね。

加藤:福岡拠点ということで、地域の活性化などに会社として思うことはありますか?

首藤;例年、会社として、物流拠点で実際に出店を準備してお祭りをしています。会社としてご近所の皆様をお招きする形です。5年ほど続けていましたが、2020年はコロナウィルスの影響で中止になりました。本来ならそこで、地域の方々とゲームを通した交流や、プレイの実演もできるはずなので、再開した暁には取り組んでいきたいですね。今後は社内全員を巻き込んだeスポーツイベントも実施予定です。

加藤:そういったeスポーツの裾野を広げられるような活動も楽しみですね。

まとめ:企業と地域をつなぐeスポーツの可能性

今回のインタビューでは、eスポーツが競技シーンだけでなく、社内のコミュニケーションツールとしても役立ち、上下関係を越え、地域をも巻き込む力を秘めていることが伝わってきました。

3R Gamingが所在する福岡県は、今eスポーツの活動が最も盛んな地域の一つということもあり、これからの広がりも楽しみなインタビューとなりました。

ご協力いただいた3R Gaming Labの皆さん、本当にありがとうございました。

参考URL

インタビューチーム:3R Gaming Lab (スリー・アールシステム株式会社の社内eスポーツチーム)
 Twitter: https://twitter.com/3r_esports

インタビュアー:加藤 大貴(バリアフリーeスポーツePARA代表) 
Twitter: https://twitter.com/koken_3
 Facebook: https://www.facebook.com/koken3Kato

記事編集:希央 (ライター)
Twitter: https://twitter.com/FClaustra

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