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プレイレポート

障害者が手軽にゲームを!専業主婦しあんのガジェット調査隊①~スマホゲーム編~

はじめまして、しあんと申します。私は厳密には「障害者」ではありません。不安障害とうつ症状、内蔵虚弱、右足不自由など様々な病気を抱えていますがどれもこれも手帳が降りるほどではないという中途半端なグレーゾーンでほったらかされた結果、立派な引きこもりになってしまった専業主婦です。縁あって、 ePARA(イーパラ)にお邪魔させていただくようになりました。

ePARAではCOD mobile部、PUBG mobile部、ブロスタ部に参加させていただいており、にぎやかし担当として底辺を支えさせていただいております。各部ともにイキイキとした方々に囲まれながら、キラキラした皆さんを見るだけで満足してしまって私自身はなかなか上達しません(笑)。それにはきっと自分のゲーム環境の問題もあるのかなぁと、メインマシンであるiPhoneSE(旧型)を眺めて途方にくれていた時でした。ePARAのCoD mobile部ジジさんによる上肢障害 FPS プレイヤーが目指すCall of Duty mobileの頂点 - ePARA内のことば、

「自分の指の器用さに合わせてボタンを配置していくことが重要」

この言葉に目からウロコが落ちました。そうだよ、使いにくいなら使いやすいようにソフト面もハード面も変えていけばいいんだよ!できないことをできるようにする工夫をしてみることにしました。ただし、家計に負担をかけない範囲で。ここは専業主婦ゲーマーとしては絶対です。それからは、まずは私がよくプレイするブロスタを快適にプレイするため、愛用のiPhoneSE(くどいようですが古い方)をいかに使いやすくカスタマイズしていくかを考える日々が始まりました。

ガジェット調査①100均はお試し体験に最適

グリップ:まずは持ち方から

最初に向かったのは100円ショップ(以降、100均)のSeriaです。iPhoneSE(旧)は今のスマホよりずっと小さく、両手に持って操作しようとするとどうしても画面まで親指の付け根がはみ出しがちで、誤操作にも繋がって鬱陶しいのです。なのでまずはグリップを探しました

グリップとは、スマホを挟み込むように装着して、両側に持ち手をつける形のものです。結論から言うと、グリップは100均にあるものでは使えませんでした。スマホが小さすぎて、はまらないのです。スマホが小さいからグリップが欲しいのに、スマホが小さすぎて対応した商品が無い。なんて悲劇でしょう。ですがこれは絶対あったほうがいいと確信している品なので、今はAmazonなどを見ながら値段と相談中です。

コントローラー:十字キーの位置を探さなくてよくなった

同じくSeriaで買った物が、スマホ画面に貼り付けて使う十字キーコントローラーです。

しあんが100均で購入したスマホ専用十字キーコントローラー

これはとても便利です!私は一度にあれもこれも集中するという事が苦手です。プレイヤーキャラに注視していると、操作ボタンがどこにあるかすぐ解らなくなり、都度目視で確認しなければならなりませんでした。十字キーコントローラーがあると、指がここから動かないので確認の必要がありません。吸着力が弱めで熱中してくると少しずつズレてくるのが難点ですが、吸着面に木工用ボンドを薄く塗るか、後で剥がせる接着剤セメダインBBXを塗れば解決できそうです。Amazonなどでいいお値段の物もありますが、これは100均品でも充分いけます。

物理ボタン:あればストレスが軽減

もう一つ買ったものが、画面をタップするトリガーです。これも「ボタンがどこかわからない」を解決するには最適なガジェットです。

これは便利です!銃を撃つゲームだとやはり感覚的に物理で「ガチッ」と音がして撃てると、解りやすいというか、実感があるというか。実際、狙う前から連射しまくってすぐに弾切れになる、ような事態がぐっと減りました。ここぞという時にボタン位置を探さずポンと撃って次の動作に行けるというのは、操作面でのストレスがかなり減ります。

スマホゲーム用ガジェットの使い勝手を確認したら、上位互換してみる

これはこれで満足して練習に励もうと思っていたんですが、ある日PCショップに立ち寄ってみたら、お値段色々なガジェットがずらりと並んでいるのに気がつきました。その中に一つ、半額の特売になっている物があったので衝動買いしてきました。こちらのトリガーです。

箱を早々に捨ててしまったのでメーカーや商品名が解らないのですが、通常の販売価格は3,000円くらいだったと思います。これがまたいいんですよ!操作性は前の100均のものも悪くなかったんですが、あれは横方面に大きく、小さいスマホにセットするとボタンの位置が限定されてしまう欠点があります。

一方でこのトリガーは横幅が小さいので、どこにでも好きな位置にセットできて邪魔になりません。これは2個セット品を買いましたが、棚には4個セットも売っていました。確かにこれならボタンの数だけ並べても邪魔にならないな、さすが100均とは違うな、と感動しました。

高いから良いともいえない

もう一つ、ジャンク特売棚に並んでいたので200円で買ってきた十字キーコントローラーがあります。通常の販売価格2,000円くらいの品がこの値段なら買いだろうとほくほくと買って試してみたものがこちらになります。

でかい。スマホには入り切らない。じゃあこれはiPadのほうで使うかな、と試してみたら画面の半分が見えない。…ジャンク品になるだけの理由ってやっぱりあるんだなぁ…としみじみ思った次第です。あ、でも、収納用の小さな巾着がついていたので、今まで買ったガジェットを収納するのに重宝してます!

私にとってゲームとは何だろう

ゲームは「浮き輪」

ここ数年ずっとハマっているゲームに「刀剣乱舞-ONLINE-」というのがあります。最近、私が住んでいる岡山県の、瀬戸内市がこのゲームにも登場する刀剣「国宝・無名一文字(号 山鳥毛)」をクラウドファンディングで購入して話題になりました。先月には「里帰り展示」ということで、瀬戸内市の長船刀剣博物館で展示され、全国からゲームプレイヤーの方々がいらっしゃって賑わいました。彼女たちをお迎えするために、駅からの送迎バスを大きなものにしたり、お土産売り場のスタッフの方々も新作グッズやスイーツなど開発しておもてなししていました。ゲームが現実に影響して新たな仕事が発生して社会が回る図を、見ることができました

私にとってゲームとは、「浮き輪」なんだと思います。

競技ゲームでプロプレイヤーとして日々切磋琢磨する人も、私のようにのんびり好きなゲームを好きなようにだらだらやっているだけの人も、ちゃんと社会と関われている。社会…経済活動の輪から外されてる状態というのは、私のように自分から望んでいたとしても、やっぱり息苦しくて寂しいと感じます。ゲームを通じてほんのちょっとでも、輪に加われるならその方がいい

まだ自分は社会貢献と言えるような活動は出来ていませんが、PCの前からたまに社会を覗いて顔を出して息継ぎが出来たらいいなと思います。ゲームはそのための浮き輪ですね。

浮き輪に空気を入れるために、これからもePARA部活動でみなさんの活躍を見せていただきたいし、そのために、足手まとい度合いが少しでも減るように、部活動のゲームだけでも努力して上達を目指そうと思います。また、障害をお持ちの方がもっと手軽に好きなゲームをプレイできるように、ガジェット調査も引き続き進めたいと思います。

なのでご覧になっている皆様にも「このガジェットおすすめ」や「これは自分には必須なんだけど」などのネタがございましたら、ぜひお教えいただきたく。これからもよろしくお願いいたします。

ガジェット調査隊イメージイラスト デザイナーSUI
参考ページ:引っ込み思案Suiのシャドウバース徒然記
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しあん

不安障害・うつ・内蔵虚弱・高校の時に捻挫したのを悪化させてから右足首があまり曲がらず近年膝も悪くなってきたものの、どれもこれも手帳が取れるような状態ではないとほったらかされて、気がつけば引きこもりになってしまってた専業主婦。岡山の片隅在住。

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