プレイレポート

引っ込み思案Suiのシャドウバース徒然記

はじめまして、ePARA(イーパラ)ではじめての寄稿となります、Suiです。普段はイラストを描いて展示会などへの出展をメインに活動しつつ、就職活動をしています。

そんな私ですが、生まれつき広汎性発達障害を持っています。私の場合は常に頭の中で他のことを考えつつ動いて集中しづらいことや、自分の発言を相手がどう捉えるかを気にしてしまい言葉を選ぶのに時間がとてもかかります。また、会話に入るタイミングを掴めないことや、緊張によって言葉が出づらいなどの症状などがあります。なかなか話の流れに乗っていくことができず、コミュニケーションがうまくいかないことも多くあります。

思いきってはじめた未経験のジャンルのゲームが人と関わるきっかけに

4年ほど前、就職活動に疲れて立ち寄るようになった場所でも、私はなかなか人との関わりを持てずにいました

ただ、趣味の話題、特にゲームの話題なら相手となんとか会話のキャッチボールができていました

ゲームはずっと進めてきてはいましたが、主に遊んでいたのはRPGで、他のジャンルに触れる機会があまり持てずにいました。自分の性格として新しく始める物事に対する不安が強く、なかなか未経験のゲームに触れることができずにいました。そんな中、同じくゲーム好きな人が何人か集まった際、知人からの誘いをきっかけに思い切ってはじめてみたシャドウバース(Shadowverse)。それが私のオンラインゲームとの出会いでした。

シャドウバースとは?

シャドウバース(通称:シャドバ)は、Cygamesより2016年6月にサービス開始されたトレーディングカードゲーム(TCG)です。スマートフォン・タブレット・PCで基本プレイ無料、2,200万ダウンロード(2020年6月時点)を記録しています。2,000種類以上のキャラクターが人気声優・人気イラストレーターによって臨場感をもって表現され、世界中で高額賞金の大会も多く開催されています。

私はTCGというゲームジャンルに初めて触れましたが、ルールがわかりやすく、比較的すんなりと遊び方を覚えることができました。

シャドウバースの盤面

シャドウバースの基本的な対戦形式

シャドウバースの対戦形式は勝つことによってランクを競うランクマッチと、勝敗に関わらないで遊べるフリーマッチの2種類があります。どちらも交互にターンを行いフォロワーやアミュレットなどを使って先に相手のリーダーの体力を0にしたほうが勝ちです。ターン経過にPPが増え、それによって使えるカードが増えていきます。先攻と後攻があり、クラスや使用するデッキによって有利不利があったりします。(先攻後攻はランダムで決まります)

シャドウバースのカードの種類

カードには場に出して戦わせる攻撃力と体力を持つフォロワー、使用すると書かれている能力が発動するスペル、場にとどまりフォロワーやリーダーを支援する効果のあるアミュレットなどがあります。また、フォロワーカードには低いコストでスペルとして使うことのできるものや、アミュレットとして使えるカードもあります。フォロワーによっては体力が0になったあとに発動する能力を持つものや、リーダーを守る盾として使えるカードなどもあります。

シャドウバースのカード、ウォーターフェアリー。

シャドウバースの基本的なゲームシステム

ランクマッチとフリーマッチはデッキの枚数は40枚。同じカードは各3枚までデッキに入れることが可能です。どちらも対戦やデイリーミッション、1つのシーズンにつき約4回開催されるアリーナなどで集めたルピを使ってカードパックを購入し、引いた手持ちにあるカードを使って対戦していくスタイルとなっています。デイリーミッション3勝分で貰えるアイテムで強いカードを手に入れられるので、コツコツと毎日貯めていけば無課金でも少しずつカードを増やしていくことができます。

シャドウバースのカード、エンシェントエルフ。

初心者でも段階を踏んでゲームの遊び方を覚えていける

シャドウバースの魅力の一つは、初心者・初級者でも遊びやすいようにつくられているところです。「ストーリー」をプレイすることで、ゲームを進める中でシャドウバースのルールを少しずつ理解できる工夫がされています。特にストーリーの序盤はチュートリアルのようなつくりになっており、シャドウバースの世界観を味わいながらシャドウバースの重要ポイントを理解することができます。一章にあたる「災いの樹編」を進めていけば、なんとなく戦い方を掴んでいけるのかなとは思います。そしてストーリー自体も結構面白いです。私は第二部にあたる「ギルド騒乱編」がイチオシです。

シャドウバースのストーリー。ニコラが「急に元気になったな、お前…」と発言。

初心者向けポイント1:クラスの違いを理解する

クラスは2020年8月時点でエルフ・ロイヤル・ウィッチ・ドラゴン・ネクロ・ヴァンプ・ビジョ・ネメシスの計8クラスあります。ターン内でに出した枚数で発動する効果が変動するエルフ、スペルを使うことでコストを下げていけるウィッチ、ppを増やしてコストが高いカードを早い段階で使えるドラゴンなどなど、各クラスにはそれぞれ特徴があります。各クラスによってデッキ構築のしやすさ、戦い方も異なります。

初心者向けポイント2:対戦形式の違いを理解する

シャドウバースにはいくつかのテーマが異なる対戦形式が用意されており、それぞれルール、必要な入場料(チケット・ルピ・クリスタル)の量、報酬などが大きく違います。たとえば、配布されるチケットで遊べる2セット、2枚ずつ提示されたカードの中から30枚カードを選んで戦う2pick、チケットを4枚でカードパックを4セット引ける&勝利数によっては更にレアリティの高いカードが貰えるOpen6などがあります。1シーズンごとに新しい要素が追加されていくことや、カードの追加時期が違うことも特徴です。最初に追加されるカードとシーズンの後半に追加されるカードが違うと、同じシーズンでも戦い方が全く変わってくることも多くあります。

シャドウバースをプレイして良かったこと

対人戦が苦手でも、互いに教えあいながら進むことができた

TCGが初めてだった私は、正直、ルールを覚えるところがひと苦労でした。しかし振り返ると、それが良い経験だったと思います。ルールを教わることがコミュニケーションのきっかけになったこと、互いに教えあうことで友人との距離が縮んでいったことなど、今となっては良かったと思えることが多くあります。

自分より少し前にはじめた人から基本的なルールを教えてもらったり、他のカードゲームをやっていた慣れている人の対戦している所を見せてもらったり…。逆に私自身がゲームに慣れてきたら、対戦を持ちかけていたりしました。引っ込み思案な私でも対人戦に誘うことができたんです。ゲームを通じた人との関わりがやはり楽しかったのかなと思います。

まずは楽しむこと。勝ち負けにこだわらないことの大切さを感じた

オンラインでの対戦がメインのシャドウバース。全国で行われていて、個人、企業、団体が主宰するES大会から、「RAGE Shadowverse」のようなeスポーツの公式大会も行われていたりします。
また、YOUTUBEなどで対戦の配信をしている方もいるので、どんなカードを使っているか、プレイングなども見ることができます。レベルの高いプレイヤーのプレイを見ること自体も楽しかったりします。

TCGに限らずですが、対戦やオンラインでのゲームは覚えることが多かったり、システムが難しい、勝てないとと意気込んでしまったり、逆に周りに迷惑をかけてしまったら…と考えて上手くコミュニケーションがとれなかったりとなることもあります。先述の通り私は広汎性発達障害により、ゲームに限らずその手のコミュニケーションの悩みに直面することが多くあります。しかしシャドウバースをプレイする中で、勝ち負けにこだわらず自分のペースで楽しくやっていくこともまたゲームのひとつの形なのかなと改めて思い始めています。日々の楽しみのひとつとしてのシャドウバース。日常に楽しさを加味することができたのは、シャドウバースをプレイしてよかったことだと思います。

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sui

生まれつき広汎性発達障害を持つ。イラストを描いて出展するなどの創作活動をしている。好きなゲームはシャドウバース。

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