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H.C.R.2024 第51回国際福祉機器展&フォーラムでトークショーとバリアフリーeスポーツ体験会を実施しました

2024年10月2日(水)~4日(金)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で「H.C.R.2024 第51回国際福祉機器展&フォーラム」が開催されました。ePARAは「エンジョイアクティブゾーン」において、全6テーマのトークショーを実施したほか、バリアフリーe-Sports体験ブースを運営しました。

バリアフリーeスポーツ体験コーナーに並び、笑顔でこぶしを突き上げるイーパラスタッフたち。前列では4人が車いすに座り、後列では11人が立っている。

トークショー(全6回) 概要

産官学の多方面にわたるスピーカーと障害当事者が登壇し、eスポーツや障害をめぐるさまざまな切り口から意見を交わしました。

ステージ上に登壇者が並んで席に着いている様子。登壇者の後ろの画面にはそれぞれの所属先と指名が表示され、画面の上にはエンジョイアクティブゾーンと書かれている
トークショー④「世界に発信する障害×ゲーム -ゲームアクセシビリティが拓く可能性-」での一コマ

①「バリアフリーeスポーツスクールから拓く共生社会の明日」

日時:10月2日(水)13:00~13:50

登壇者:

堀川氏の顔写真

JR東日本スポーツ株式会社
事業開発部 企画グループ グループリーダー
堀川 幾子 氏

澤田氏の顔写真

JR東日本スタートアップ株式会社
アソシエイト
澤田 智広 氏

早川氏の顔写真

東京大学
先端科学技術研究センター 特任准教授
早川 公 氏

ヘッドホンを着けた実里の横顔

株式会社ePARA
アシスタントディレクター
実里

加藤の顔写真

(ファシリテーター)
株式会社ePARA
代表取締役
加藤 大貴

②「ゲーム × アクセシビリティのいま」

日時:10月2日(水)15:00~15:50

登壇者:

いちき氏の顔写真

日経BP総合研究所
人的資本経営フェロー
一木 裕佳 氏

田中みゆき氏の顔写真

DDD Project
キュレーター/プロデューサー
田中 みゆき 氏

加藤の顔写真

(ファシリテーター)
株式会社ePARA
代表取締役
加藤 大貴

③「昔の夢に、今の自分で挑戦する。-アゴゲーマー・Jeniの2024年-」

日時:10月3日(木)13:00~13:50

登壇者:

ジェニの顔写真

株式会社ePARA
イベントプロデューサー
Jeni

佐藤氏の顔写真

株式会社サイコム
マーケティング担当マネージャー
佐藤 明 氏

齋藤氏の顔写真

合同会社SAMMY
映像作家
齋藤 悠太 氏

加藤の顔写真

(ファシリテーター)
株式会社ePARA
代表取締役
加藤 大貴

「世界に発信する障害×ゲーム -ゲームアクセシビリティが拓く可能性-」

日時:10月3日(木)15:00~15:50

登壇者:

ましろの顔写真

株式会社ePARA
海外広報担当
真しろ

ブランドン氏の顔写真。手にコントローラーのパーツを持っている

ByoWave
CEO & Founder
Brandon Blacoe氏

ジェニの顔写真

株式会社ePARA
イベントプロデューサー
Jeni

ヘッドホンを着けた直也の横顔

株式会社ePARA
ブラインドeスポーツプレイヤー
NAOYA

加藤の顔写真

(ファシリテーター)
株式会社ePARA
代表取締役
加藤 大貴

「福祉をまちの発展に生かすeスポーツ企画づくり」

日時:10月4日(金)13:00~13:50

登壇者:

松井氏の顔写真

筑波大学
体育系 助教
松井 崇 氏

田中理絵氏の顔写真

新潟市社会福祉協議会
コミュニティソーシャルワーカー
田中 理絵 氏

岩野氏の顔写真

海老名市役所
障がい福祉課 主任主事
岩野 陽子 氏

ヘッドホンを着けた直也の横顔

株式会社ePARA
ブラインドeスポーツプレイヤー
NAOYA

加藤の顔写真

(ファシリテーター)
株式会社ePARA
代表取締役
加藤 大貴

「夢の車いす創造に向けて-第2編-」

日時:10月4日(金)14:30~15:20

登壇者:

山村氏の顔写真

株式会社メルカリ
リサーチャー
山村 亮介 氏

川崎氏の顔写真

慶應義塾大学
Humonii 代表
川崎 陽祐 氏

カムイリュウガ氏の顔写真

株式会社RPG
車椅子 変身 アーティスト
神威龍牙 氏

左手にコントローラーを持ったはる

ePARAユナイテッド
片手プレイヤー
はる

加藤の顔写真

(ファシリテーター)
株式会社ePARA
代表取締役
加藤 大貴

バリアフリーe-Sports体験コーナー 概要

格闘ゲーム、サッカーゲーム、レーシングゲームの3タイトルと、一人ひとりの障害特性等に合わせてカスタマイズできるさまざまなコントローラーを通じて、年齢・性別・時間・場所・障害の有無を越えて参加できるバリアフリーe-Sportsの世界を体験していただきました。

椅子に座ってゲームをプレイしている2組のペアと、その様子を立って見ている2人の人
格闘ゲームブースの様子。奥では全盲プレイヤーの真しろが画面に背を向けてプレイしている
サッカーゲームが表示されたディスプレイを前にして座るイーパラユナイテッドのメンバー2人と一般来場者1人
サッカーゲームブースで来場者に対応するePARAユナイテッドのメンバー。各ブースは障害や難病を持つeスポーツプレイヤー自身が中心となって運営した

「ストリートファイター6」(株式会社カプコン)

「ストリートファイター6」には対戦相手との距離や各種ゲージの残量などを音で知らせる「サウンドアクセシビリティ」機能が搭載され、視覚情報に頼らなくともプレイできます。2024年8月には、コンピュータエンターテインメント開発者を対象とした国内最大級のカンファレンス「CEDEC2024」のサウンド部門で最優秀賞を受賞するなど、その取り組みは高く評価されています。

参考記事:
「スト6」サウンドアクセシビリティ特別対談。-興奮と可能性が詰まった大仕事の舞台裏-

「eFootball™️」(株式会社コナミデジタルエンタテインメント)

病気や障害のために自分の足で走れなくてもピッチでボールを追える、そんな力をサッカーゲームは持っています。ePARAでも、車いすユーザーで構成されるeサッカーチーム(※)「ePARAユナイテッド」を中心に、Jリーグ・川崎フロンターレとの共創イベントを実現させています。

参考記事:
車椅子eサッカーチーム「ePARAユナイテッド」の挑戦 -川崎フロンターレと共創するFOOTBALL TOGETHER-

(※) “eFootball”、”eサッカー”、および”eFootballロゴ”は、株式会社コナミデジタルエンタテインメントの登録商標または商標です。株式会社ePARAでは同社の許諾を得て”eサッカー”を使用しています。

「グランツーリスモ7」(株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

病気や障害により実車を運転しない・できない方も、レーシングゲームで再びハンドルを握ることができます。場所や障害の有無などのバリアを越え、レーシングゲームを使用した大会に挑戦することもできます。

参考記事:
富士24時間耐久バーチャルレースで総合3位(クラス3位)入賞~クロスラインSEASON2 チャレンジ編~

Access™️コントローラー(株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

Access コントローラーは、プレイヤーの多様なニーズに合わせてカスタマイズできる、PlayStation®5用アクセシビリティコントローラーキットです。

アクセシビリティコミュニティーの意見を取り入れながら、あらゆる方が、より簡単に、快適に、そして長い時間ゲームをお楽しみいただけるように設計されています。

参考動画:
Access™コントローラー体験会 ダイジェストムービー

ボタンが円形に並んだ、ジョイスティック付きのコントローラー
© Sony Interactive Entertainment Inc. All rights reserved.
Design and specifications are subject to change without notice.

Proteus Controller(ByoWave)

Proteus Controllerは、ボタンの配置や操作の方法をユーザーのニーズに合わせて自由にカスタマイズできる、アイルランド発のコントローラーです。

特に身体に障害を持つ方や、標準のコントローラ―での操作が難しい方向けに設計されており、個々の身体状況に応じた最適な操作体験が提供されます。

参考動画:
ByoWave's Trip to Japan | Testing the Proteus Controller

4個のモジュールが連結されたコントローラーを手で操作する様子。

H.C.R.2024 第51回国際福祉機器展&フォーラムについて

主催全国社会福祉協議会 保健福祉広報協会
会期リアル展:2024年10月2日(水) ~ 4日(金) 10:00~17:00 (4日(金)のみ16:00まで)
Web展:2024年9月2日(月)~ 11月1日(金)
会場リアル展:東京国際展示場「東京ビッグサイト」東展示ホール
(〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1)
Web展:H.C.R.Webサイト 特設サイト内
公式サイトhttps://hcr.or.jp/
入場料無料
リアル展 総来場者数120,041人(出典:国際福祉機器展ウェブサイト

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