障害とゲーム

色覚多様性一型・三型のゆづぱんから見える世界の色 ~サバゲー編~

みなさん、こんにちは。カラーブラインドのゆづぱんと申します。

東京生まれ東京育ちで、愛犬お二方と暮らしています。

下垂体機能低下症(ACTH単独欠損症)と反復性うつ性障害を持つほか、特定不能の発達障害との診断も受けています。一型と三型を併せ持つ色覚多様性です。

(過去記事:色覚多様性一型・三型のゆづぱんから見える世界の色 ~パズルゲーム編~)

今回は、「荒野行動」「PUBG mobile」「フォートナイト」という3つのサバイバルゲームのアクセシビリティについて、色覚多様性の視点で話していきたいと思います!

音はすごいが色別はあと一歩の「荒野行動」

FPSやってみましたという文字とともにフェイスガードをつけてフライパンを構えているゆずぱん
FPSやってみました

色より音を感じる

まず、ワールドと日本サーバーがチョイスできるところでユーザーの規模の莫大さを思いました。RTS初心者ユーザーに対してすぐ詰まないように配慮されていて、テンポよくチュートリアルの導入が出てきました。

さあ、サクサク進めると本番ですが、私はサバゲーをやる上でも小心者な性格が働くので、目的をキルとせず、とにかく生き残ろうとひたすら逃げながらゲームの使用感を確かめました。

まず、カラーブラインダーとして絵面的な意味での見地を述べると…意外に見やすい。ですが、動体視力を要求されるはずのとっさの敵出現の際のジャッジが初見、『音』頼りなこの場合、色だの何だのの趣旨より『気配』を感じるレベルです。臨場感すごいですね。

さらに兎に角逃げまくり、フィールドを見てみよう!トーンが統一されている。結構彩度抑え目の渋さを感じつつも目には優しいですが、アイテムの位置などを目視するのは付近に行くまで結構苦慮しました。でも、遠方からアイテムが光っていたら怖いしなぁ…RPGでたまにあるけど。近づけば問題ない。

なんて思いながら粛々と武装して、足の強さを信じて、敵さんが陥落し順位が上がるのをヒヤヒヤしながら脱兎することひたすら。ふと、フィールドを構成する音や画の見やすさに集中する。

いぐぴーさんのこれまでの記事を読んだ際に、音という概念が非常に強く美しく表現されていたが、たしかに浮足立つような足音や乗り物音は聴き取りやすいのかもしれない。

色識別のための追加機能を希望

さらに、今どきのゲームらしくグラフィックに問題はない。ジャギィなんて論外の綺麗な稜線を確認できる。目が慣れてくると、段々カラーの渋さで見づらい感が少し気になってくる。世界観の統一でトーンの一定感は理解するも、妙に使い勝手の悪さを感じた。渋いアクみたいなものが付き纏い、な~んと無く画面が見にくい。要するに、鮮やかさのトーンが低い気がする。

発色良く表現して欲しいとまで行かないが、このアクの濃さも作品の魅力。ここに何か言うのは野暮いので、サブで確認モードみたいなのがあると良いなぁというのはゲーム界への常なる思いだ

簡単に言うと、システム上、リアルタイムでフィルターをざっくり掛けることが出来るとありがたい。イメージとしてはサーモグラフィみたいにざっくりとした、主人公と敵、フィールドとアイテムの4点でいいので、切り替えるとざっくりカラーで識別できる機能みたいなものを希望してしまう。

こんな追加機能もあったらな…

そんな愚痴を言いつつも、操作性に言及するとオーソドックスな作りだが、触感でもうちょい微調整できる機能もあったらプレイ自体が長丁場でも楽かなとも。

あと、究極言いたいことは、マップが見づらくてならないです…。個人的には完璧UIの問題という言葉で一掃するレベルで見づらい。ここのところはもっと、単一的なカラーリングでなくネオンカラーとか使うような配慮がほしい。本当に見づらい。

それと、グリップが開始直前に調節できる機能があったら、指が疲れんのになあ、とか。私は難病があるのでストレスに弱い。プレイしていくと、プレイする私自身の体力が削られるので、グリップの使役性をもっとヌルヌルと安易に調節できたらより勝手が良いな。

そして、どんどん進めると、とうとうベスト10まで生き残った。ちょっと警戒心も解けて、建物内で物資を探して頭を上げた瞬間。窓の外から……狙ってやがった。頭スコーンと撃ち抜かれ終わりました。

「荒野行動」総括

・渋い画面(割とトーンが暗い方)

・音が聴き取りやすい

・グリップ疲れる

・割と慣れた人向き?

・マップがひたすら見づらい

個人的に初プレイでしたがかなり楽しめました。上に細かく書き表したので、トータルで見ると三作品で一番安定感があった荒野行動。

嫌いじゃないな…にやりの様な感想でした。

色覚多様性にも優しい「PUBG mobile」

画面もマップも見やすい

視覚もですが聴覚もすごいという文字とともにゆづぱんの横顔

私のサバゲー2作目。PUBG mobileデビューです。

上記に示した荒野行動とニュアンスと言うかビギナーに優しいという点は大差ないですね。

カラーブラインダー的に言うと、めちゃくちゃ見やすい!明瞭なんですよね、画面が。トーンも配色も荒野行動に比べて明るいけど、色値がそこまで飛んでないと言うか。目に優しくてマル

でも、荒野行動で頼っていた『音』という情報量は少なくなりました。フィールドに包まれている感じは少し低い気がするので没入している、って感覚はそこまでなく逆にプレイに集中できました。

今回も、キルというより生き残れ人類の観点から進むも、早々に襲われ狙撃が。なので、拳でキル!あわわっ、まじ、バトロワ!みたいな感覚を初体験し、粛々と民家を乱取りして漁ります。

荒野行動のマップ見づらすぎる問題もない、シームレスな運びに大いに満足しながら進めます。

アイテムも割と見つけやすいし何かいい感じです。

「PUBG mobile」総括

・善良なフィールドのトーンと配色が好感

・音の情報量が荒野行動より少なく、個人的にプレイに集中はできた

・グリップの疲労感は荒野行動よりある(体感的に重い)

・初心者にも優しい

・マップが何気に親切すぎてありがとう

結論から言うと、中庸というハイスペの均衡を保ちながらプレイできる点は、バランス良いなとか思いながら終始プレイし44位で射殺されてしまいましたが、我が人生に一片の悔いないレベルでストレスフリーで進行できたのにはホッとしました。慣れもあるんだろうけどね。

今後続行するなら、こちらのゲームを推挙するレベルで、アリよりのアリ!

難しくて未知の「フォートナイト」

正直に言う。難易度が高すぎて手に負えなかったと……。

ほぼ最初からコケて、未プレイに近いレベルなのと、権利問題でiOS版がないのでAndroidでプレイしましたが(スマホ縛りで)、チュートリアル皆無のいきなり放り出されるあたりで、私には修行が足らなかったことを主張します。

カラーリングは奇を衒ってポップで可愛いので未知数とここで締めくくる。

カラーブラインドゲーマーとして気になる点を比較!

荒野行動

・マップが致命的

・割と画面が渋く長時間は向かない

PUBG mobile

・特出してない優良ゲーム

フォートナイト

・プレイ以前に私の経験値不足で断念

昨今のサバゲーについて思うこと

アクセシビリティの観念で語るとフィールドの簡素的な表現方法のモードが欲しい

モードと言うか、ボタン一つで境界線を分けるフィルターモードを実装してくれたら、カラーブラインダーたちのやりやすさが非常に上がると思います。

あと、色味調節とかをデバイスではなくアプリ自体に依存できると、今後の伸びしろ最大限とか思うんですよ。

と言うか、デバイスのOS自体に個別に調節できる機能があるとありがたい。

まあ、サバゲーとずれたので戻すと、凝った演出も大切だけど、そのテクノロジーの行き付く先ってシンプルさに回帰する節は世の常ですし、ゲーム業界自体、エフェクトバキバキとか容量やスペックの向上にかこつけて過剰になっていくので、何事も過ぎたるはで程々に、エンドユーザーフレンドリーな方向性を見直すときって来てるのかとも思いますね。

何れも、プレイして確かに面白い。

今後も発展していくジャンルだけど、もっと他所と明確に差別化を図る(ある意味フォートナイトはそれに当たる気はした…)ことは大切じゃないかしらと思いました。

元々TRPGおじさんの私がサバゲーに手を出す機会を下さったePARAに感謝の念を捧げつつ、更なるたまの追い込みで、ゲームのバイアスを限定的にせず楽しんでいけたらと思い筆を置きます。

ご拝読賜りありがとうございました。

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ゆづぱん

マンガを生業としながら絵画をたしなみ、チャリティ活動で張子をつくる、職人気質なものづくりです。色覚多様性・難病・特定不能の発達障害持ちです。座右の銘は従流志不変。パグを愛する感謝オタクでもあります。

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