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イベントレポート

頼れるのは己の聴覚のみ!?eスポーツ交流イベント「心眼PARTY 2023 powered by JEXER」参加選手による体験レポート!

心眼パーティーのロゴ

対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズの最新作「ストリートファイター6」を使用し、視覚情報に頼ることなく音声のみで戦況を判断しながら戦うeスポーツ交流イベント、「心眼PARTY 2023 powered by JEXER」が開催されたことはご存じでしょうか?

本イベントは、2023年10月29日(日)13時~16時30分に「ジェクサー・eスポーツ ステーションJR松戸駅店」(JR常磐線 松戸駅直結)で行われました。

ePARAのインターンである筆者は、ストリートファイターシリーズの完全初心者枠という形でePARAよりイベント参加の依頼を受け、団体戦の一参加者として本イベントに携わることとなりました。

今回、イベントの概要と実際の様子について、筆者の体験を交えてレポートしたいと思います。

イベント概要

■日時:2023年10月29日(日)13:00~16:30

■会場:ジェクサー・eスポーツ ステーションJR松戸駅店(JR常磐線 松戸駅直結)

■使用タイトル:ストリートファイター6(Steam)

■競技者:全盲のeスポーツ選手、視覚障害者、事前応募した方

■参加費:無料

■スケジュール
 13:00~13:20 オープニングセレモニー
 13:20~15:20 心眼PARTY
 15:20~16:20 eスポーツ体験会
 16:20~16:30 クロージング 

■その他:交流会の様子は店外ディスプレイにてリアルタイム放映

eスポーツ交流イベント「心眼PARTY」とは?

心眼パーティーのキービジュアルと、開催日時・場所などの情報

「心眼PARTY」というのは、視覚情報を全く使わないで、ゲームの中で流れる音だけを頼りにしてプレイを進める、ePARAが提案したeスポーツ交流イベントです。かつては「ストリートファイターV」を活用して、視覚に障害のある選手たちが対戦するというコンセプトで実施されていましたが、今回はバリアフリーなeスポーツの普及と選手たちとの交流を目的として、視覚障害の有無にかかわらず一般から選ばれた参加者と選手がチームを組み、団体戦を繰り広げるとともに、個々の選手と直接対戦したり指導を受けたりできるeスポーツの体験会が開催されました。

NAOYA氏による熱い口上と各選手の意気込みが心眼PARTY開始を盛り上げる!

選手たちが観客の方を向いて一列に並んでいる
団体戦を控える中、選手一同がオープニングセレモニーで顔合わせ

心眼PARTYでは、一般的な星取り戦形式を採用した団体戦が行われ、それぞれ3人で構成されたAチーム「両手に華」、Bチーム「白銀サンドイッチ」、そして筆者が属するCチーム「STARS」の3つのチームが競い合いました。この団体戦の進行に関する詳細は、後ほどご紹介いたします。

本イベントの始まりを華やかに彩るオープニングセレモニーでは、選手席のある別室から各チームが順に会場入りし、観客の視線を浴びる中、全ての選手が顔を合わせることとなりました。特に、駅ナカでの開催にちなんで、各チームが電車ごっこのような形で入場する様子は印象的でした。

さらに入場時には、今回イベントの司会を務めた「eスポーツプレイヤーと声優の二刀流」NAOYA氏が、観客や選手を奮い立たせるような熱い口上で各選手を一人ひとり紹介していきました。NAOYA氏から放たれる言葉の一言一句が観客を魅了し、選手の闘志に火を灯したことでしょう。

選手全員が会場に揃ったところで、各選手が自分の意気込みを語り、イベントの盛り上がりを大いに予感させるものとなりました。

心眼PARTY前半:チームの先鋒を務める筆者が強力な対戦者たちと繰り広げる激しい団体戦

Yogiboのネックピローとアイマスクを着けてプレイする様子
Yogibo製のアイマスクを装着して試合に臨む様子

星取り戦形式での団体戦、勝敗はどう決まる!?

心眼PARTYは次のような星取り戦形式で進行していきます。

まず、AチームとBチームが対戦し、次にBチームとCチーム、そして最後にAチームとCチームが戦います。2本先取で勝利となる各対戦(最低3本は戦う)では、各チームの先鋒、中堅、大将がそれぞれ相手チームの同じ役割を持つメンバーと対戦し、勝利数の多い方のチームが勝利します。そして、チームとしての勝利数を最も多く収めたチームが優勝となります。

事前に練った戦略は通用するのか?ストリートファイターシリーズ初心者の筆者による奮戦

筆者は心眼PARTYにおいて、Cチームの先鋒として参加しました。筆者が選んだキャラクターはキャミィで、このキャラクターは飛び道具となる技を持たないものの、その機動力の高さを活かしたヒット&アウェイ戦法を得意としています。試合に向けて、事前にキャミィの基本的な立ち回りやコンボを動画や攻略wikiで学び、戦略を練った上で本イベントに臨みました。

それでは、ストリートファイターシリーズの完全初心者枠である筆者の2試合にわたる奮戦の様子をレポートしていきたいと思います。

初戦から立ちはだかる猛者:筆者の意地と銀選手の圧倒的な技量のぶつかり合い

初戦の相手はAチーム先鋒の銀選手。NAOYA氏の紹介によると銀選手は、「アニメとゲームを愛するオタク大学生。格ゲー歴2年弱ながら、大学で行われたストリートファイター6の大会で準優勝まで勝ち進んだ男!」とかなりの強者。使用キャラクターはエドモンド本田。相撲取りらしい技とまったく相撲とは言えない破天荒な突進技を兼ね備えたパワーキャラです。

銀選手はすでにAチームとの対戦経験を持っていた上、初心者である筆者にとって、銀選手が操作するエドモンド本田は大きな脅威であったため、試合開始前から苦戦が予想されました。

まずは1本目で、筆者はこの1本を取ることよりも、音声情報から視覚情報をイメージできるようになることに狙いを絞りました。銀選手が操作するエドモンド本田による、間合いを一気に詰めて手痛いダメージを与える必殺技「スーパー頭突き」を筆頭に、的確なコンボを絡めた攻勢を受けて1本目は敗北しました。しかし、この対戦で唯一の1ラウンドを取ることができ、またエドモンド本田の「スーパー頭突き」に合わせてキャミィのSA3(最もダメージの出る超必殺技)を決めたシーンでは、会場から大きな歓声が上がりました。

2本目・3本目では、筆者の全ての動きが銀選手に見切られてしまい、為す術もなくいずれも敗北してしまいました。格ゲー歴の差も影響しましたが、銀選手が心眼ルールに順応できていたことが勝敗を決める大きな要因だったのでしょう。

ストリートファイター6のプレイ画面
銀選手操るエドモンド本田のスーパー頭突きに対して、キャミィのSA3を直感で合わせる筆者

2戦目で相対するは強豪ブラインドeスポーツプレイヤー実里選手:戦法の切り替えで筆者は一矢報いることができるか?

2戦目の相手はBチーム先鋒の実里選手。NAOYA氏曰く実里選手は、「全盲のePARA社員兼ブラインドeスポーツプレイヤー。紅茶とお菓子が大好きで、現在ストリートファイター6特訓中!」とのことで、Aチームのリーダーも務めたバリバリの現役プレイヤーです。使用キャラクターはジェイミー。中国拳法・酔拳とブレイクダンスを組み合わせたアグレッシブな近接打撃と、「薬湯」なるものを飲めば飲むほど強くなる戦闘スタイルが特徴のキャラです。

全盲のePARA社員でありブラインドeスポーツプレイヤーでもある実里選手の実力は、その肩書きに相応しく、1本目と2本目はストレートに敗北しました。しかし、このまま1ラウンドも取れずに負けるわけにはいかないと必死な筆者は、実里選手の多用する技よりも発生の速い技を積極的に仕掛けに行く戦法に切り替えました。この戦法が功を奏し、筆者は3本目をストレート勝ちで取るという快挙を成し遂げました。

ストリートファイター6のプレイ画面
実里選手から1本でも取ろうと、ドライブインパクトなどで猛攻を仕掛ける筆者

心眼PARTY後半:ePARAが監修したストリートファイター6のサウンドアクセシビリティ機能を目隠しプレイで体験!

実里と参加者が並んで椅子に座っている
心眼プレイヤーの1人、実里氏と参加者が対戦をしている様子

心眼PARTYでの熱い団体戦の後、ePARAの心眼プレイヤー、NAOYA氏、実里氏、ましろ氏の3名を中心としたeスポーツ体験会が行われました。

本イベントで使用されたゲームタイトルであるストリートファイター6には、ePARAが監修したサウンドアクセシビリティ機能が搭載されています。この機能により、プレイヤーは自分の操作するキャラと相手キャラとの距離感といった視覚情報を、音声情報として任意で表現させることが可能です。これにより、視覚情報に頼らずとも、音声情報のみでゲームを楽しむことができます。

この機能を広めることが本体験会の主な目的の1つです。本体験会を通じて、ストリートファイター6が音声情報だけでも十分に楽しめるゲームであることを実感してもらうことができたのではないでしょうか。

実際の体験の流れは次のようになります。

まず参加者は心眼プレイヤー3名の内の1人と対戦します。最初に目隠しをせずにプレイすることで、視覚情報がどのように音声情報に落とし込まれているかを直接見て感じることができます。次に、目隠しをして再度対戦に挑むことにより、音声情報のみを頼りにプレイする難しさや面白さを実感できます。このように、段階的にサウンドアクセシビリティ機能を体験することで、心眼プレイヤーによる解説と併せて理解を深めることができるようになっています。

フィナーレを迎えた心眼PARTY:感動の表彰式と参加者での記念撮影

集合写真
表彰式終了後に参加者全員で記念撮影。「本気で遊べば、明日は変わる」

最後にイベントの締めとして表彰が行われました。見事優勝を手にしたのはAチーム「両手に華」で、とりわけAチーム次鋒のハラデトール選手と大将のシトリン選手に至っては、全試合勝利を収めるという素晴らしい結果を残しました。その後オープニングセレモニーと同様に各選手が本イベントの感想を述べていき、「また機会があれば次は勝ちたい」といった意欲にあふれたゲーマーらしいコメントが有終の美を飾りました。続いてイベント関係者各位による挨拶があり、終わりに参加者全員で記念撮影を行って無事に心眼PARTYは幕を下ろしました。

終わりに:心眼PARTYでの充実した体験と今後eスポーツが切り拓いていく未来

ジェクサーeスポーツステーションの店頭に張り出された心眼パーティーのポスター

「心眼PARTY 2023 powered by JEXER」は、参加者全員にとって特別な体験となりました。視覚に障害のあるプレイヤーとそうでないプレイヤーが一堂に会し、共に競い合う本イベントは、eスポーツが持つ可能性を鮮明に示しました。

筆者にとって、ストリートファイターシリーズ初心者としての参加は大きな挑戦でしたが、同時にとても充実した経験となりました。個性豊かで異なる技量やスタイルを持つプレイヤーたちとの交流は、eスポーツの魅力を改めて再確認する機会となり、今後のプレイへのモチベーションにもつながりました。

「心眼PARTY」が示したのは、技術の進歩がもたらす新たなスポーツの形だけでなく、コミュニティを作り上げ、それを通じて人々のつながりを深めることができるeスポーツの魅力ではないでしょうか。これからもこのようなイベントが増え、多様なプレイヤーがeスポーツを通じてお互いを尊重し、刺激し合う場が広がっていくことを願っています。

今回の「心眼PARTY」を知る人は皆、次回の開催を心待ちにしていることでしょう。それは再び、新たな挑戦と発見の場となるに違いありません。

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yoshi

子どもの頃からゲームが大好きで、ガンダムにも夢中です。10代で自律神経失調症になりましたが、現在は軽いうつ症状まで回復しました。運送、接客、ゲームデバッグ、介護といった多様な職歴があります。趣味はもちろんゲームで、特に基本無料のゲームを無課金で楽しむのが好きです。

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