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障害とゲーム

解離性健忘持ちの非ゲーマー・八壁ゆかり驚愕!昔、実は色々ゲームやってた

こんにちは、先日iPhoneの機種変時に、解離性障害もゲームも関係ないバカやっちまった八壁ゆかりです。どんなバカかって? 機種変を終えて店を出て18歩、盛大にすっ転んだんですよ。膝を強打したので起き上がるのに難儀しましたが、慌てて吹っ飛んだiPhoneSE2を拾い上げると、

液晶バッキバキだし中の機械丸見え。

不幸中の幸いは、保険にその日に入っていたことです。「故障や紛失時に同じ型のものをお安く買えまっせ」というやつに。もう速攻現金で買い直しましたね。でも私がぶっ壊したiPhoneの本体代を、私はあと2年支払い続けるんですよ。何それ私は虚無に課金してるの?

穴だらけの八壁の記憶と、記憶力バツグンの弟との対話

さて、今回私の正確な「ゲーム履歴書」を作成するにあたって、まず最初に首根っこひっつかんで話を聞いたのは、言うまでもなく弟でした。

私は解離性健忘のせいで、「ホントにやめてくれ、もう昼メシ3回食うのとかマジ勘弁!」とかそういう領域(ゾーン)に突入しているわけですが、弟は記憶力が非常に良いです。

弟は私が小学校高学年の頃から成人するくらいまでのゲーム遍歴と、私がプレイできるゲームの種類、悪癖まで詳細に分析して教えてくれました。
なにより驚いたのは、私は非常に多くのゲームをプレイしていた、ということです。

ホラーは苦手なはずなのに意外なトライ

最初に弟が名前を挙げたのは、「かまいたちの夜」「弟切草」でした。聞いた瞬間、私もぼんやり思い出しました。
そういややってました、ミステリー系の、マルチエンディング・ヴィジュアル・ノベル。いや、ホント、ホラー苦手なはずなんですけどね。
そして続いたのはまたホラーゲー、「クロックタワー」1&2でした。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、古い洋館の中、主人公(プレイヤー)が巨大なハサミを持った小柄で不気味な男に追い回され、失敗すると鮮血が飛びゲームオーバーになる、という結構恐いゲームです。私の記憶はあてになりませんが、クリアはしてないはずです。

次に弟が言及したのが、意外や意外、格ゲーでした。
古いドラゴンボールのゲーム「超武勇伝」というスーファミソフトで、私は弟の練習台として毎回ボッコボコにされていたそうです。
続きまして、「ストリート・ファイター2」、通称「スト2」ですね。
これは思い出せました。チュンリーを好んで使っていた記憶はあったんですが、実はそれには根拠があって、私は格ゲーが下手過ぎて、波動拳すら打てない脆弱プレイヤーだったが故、操作の簡単なチュンリーしか使えなかった、とのことです……。

これらは覚えてるぜ!っていう好きなゲーム

第1回の記事で軽く言及いたしましたが、こんな残念な頭の私でも、以下のゲームは好きだった記憶がちゃんとあります。

  • マリオカート(スーパーファミコン)
  • ファイナル・ファンタジー7(プレイステーション)
  • ぷよぷよ(ゲームボーイ・カラー)
  • ビートマニア(ゲームボーイ・カラー)

しかし、しかしですよ。今回弟に話を聞いてみると、やっぱりワタクシ、相当に色々忘れておりました。

まずマリオカートですが、これは64でもやっていたそうです。むしろそっちがメインだったそうです。
これは余談ですが、普段ゲームに無関心なおやじ——我が父が、このマリカのタイムアタックにハマり、ピーチを使って遊んでいたそうなんです。何だよ可愛いじゃん、我が父。

そしてFF7についてですが、「ゴールドソーサー」という、ミニゲームがあるダンジョン? 街? にて、私はミニゲームが下手過ぎて色々酷かったそうです。
タークス推しなのは記憶の通りで、後に公開された映像作品「アドベント・チルドレン」でも彼らが出るとテンション上がってたそうです。これはぼんやり覚えています。

次は「ぷよぷよ」シリーズですが、テレビ画面を見てプレイしていた記憶が強かったのですが、ニンテンドーDSでもやっていたらしいです。ちなみに好きだったのはシェド様です。

似たような記憶違いが「ビーマニ」にもありました。
てっきりゲームボーイでしかやっていないと思っていたのですが、プレステ版も弟と遊んでいたらしいです。対戦したり、チームでやったり。
正直あまり覚えてないのですが、頑張って考えたら、ケミブラ(Chemical Brothersというテクノユニット)の某曲にそっくりな曲があったなぁ、とかいう割とどうでもいいことを思い出しました。
ちなみに、ビーマニは五鍵が限度です、マジ無理ッス、許してください。

解離性健忘の利点!? 忘れるからまたプレイできる名作!

「っていうか姉ちゃんさ、『アレ』覚えてないの?」
電話越しに弟が突然言うので、私はぽかーんとしました。

……アレって?「姉ちゃんが唯一自力で最後までやって、シリーズ3作全部やったゲームだよ」

なん……だと……?

そんなゲームが存在するのか? 自力で全クリした上に、シリーズ3作コンプ?! 何?! 何それ全然覚えてない!!

「すみません、記憶にございません。教えていただけますか」

私が電話越しに土下座すると(してない)、弟はおもむろにこう語り出しました。

「良いゲームってさ、『記憶を消してもう一回遊びたい!』とかよく言うんだけど、姉ちゃんはそれが素でできるから、障害で辛いのは知ってるけど、ちょっとラッキーかもね」

ん? ん? 何の話だ?

「姉ちゃんがハマってたゲームはよくそう言われてる」

いいから早くタイトル教えろよ!

「逆転裁判、3までやったでしょ」

だあああああああああああ! なるほどくーーーーーーん!!!!

そうだそうだそうでした! やってましたよ「逆裁」! 

弟によると、私は御剣(みつるぎ)検事が好きだったようで、そうだそうだ、3ではゴドー検事が好きだったんです!!

しかもよくよく弟と話してみると、なんと我々、実写映画まで見に行ったんですよ!! なんだそれめっちゃドハマりしてんじゃねーか!! なんでそんなゲーム忘れるんだよ私!!

——と、私がのたうち回っていると、弟が言いました。

「でもさ、姉ちゃん各事件の犯人とか覚えてないでしょ」

……お、覚えてない……。

「それって僕がさっき言った、『記憶を消してもう一回プレイする』ができるってことだよ?」

なんと! 解離性健忘は確かに障害ではあるが、神ゲーを再度記憶ゼロからプレイできる!こんな怪我の功名があるとは!!

というわけで、もしかしたら近々「逆転裁判」を再度やるかもしれません。ちなみに私の「近々」の定義はあいまいな上、他にもやりたいゲームがあるので予定は未定、ということで。

最後に、弟はこんな余計なことも言っていました。

「姉ちゃんは正統派の女の子らしいヒロインが嫌いだよね。FF7のエアリスとか、逆裁のまよいちゃんとか」

んー、まあ確かに、諸事情でいかにも女の子♪みたいなキャラは好きになれないなぁ。

「だってエアリスなんて(自主規制)なんて名前付けて——」

「黙れ」

まとめ:七転び八壁起き!いいとこだけ見ることにする!

というわけで、多くの発見があった弟の対話、大変実りのあるものでした。
同時に、「こんなに健忘多発してたのか……」と凹みつつ、しかし最後に弟に「記憶を消してもう一回プレイすることができる」というお得なことは聞けたし、と、「七転び八壁起き」という私のモットーを叫んでおります。

覚えていることが全てではない、ということは、健忘と長い付き合いなので自覚していたつもりですが、今回はそれが如実に現れた結果となりましたね。

しかし私はもう、そういうことを嘆いたり、自己憐憫に浸ったりすることには飽きましたし、そんな暇があったら何かしら書いた方が楽しいのです。

「人間ここまで忘れるもんなんだな」と希少生物の観測記録として捉えていただいても結構ですよ、フハハ!(開き直り) 

最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました!

参考URL

筆者・八壁ゆかりの小説はこちら(カクヨム)
 ※八壁ゆかりの小説が無料で読めます。

メガネをかけた赤い髪の女性
ガジェット調査隊イメージイラスト デザイナーSUI
参考ページ:引っ込み思案Suiのシャドウバース徒然記

 

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