障害とゲーム

双極性障害のニャーサエが告白!ラブプラスとインターネットで育んだ夫との愛(中編)

ゲームが繋いだ愛の物語、ePARA初の恋愛シリーズ第一弾「ラブプラス+」をきっかけに結婚まで至ったニャーサエさんの物語をお送りしております。今回は中編です。ゲーム×障害×恋愛が織りなすリアルなストーリーを引続きお楽しみください。

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双極性障害持ちゲーマーのニャーサエと申します。夫と出会うきっかけになったラブプラスというゲームについて、本当はまだまだ書き足りないくらいですが、ざっくりと前編でお伝えさせて頂きました。中編では私がなぜインターネットを利用して人間関係を深めていったのか?その理由と、ネットでの恋愛も含めて様々な人物と出会うことに対する考え方についてをお伝えします。

突然ですが非モテ女子とはまさに私のことです

恋愛という感情を認識できるようになってから、実生活でその対象と出会って付き合うに至る自信が、昔は本当に全くありませんでした。小さい時から太りやすい体質だったので、体型について特にコンプレックスを抱えていたこと。さらに周りから思われているほどコミュニケーションが上手ではなく、他人と話すのが苦手だったこと。一人遊びが好きな内気な人間が、恋愛なんて異次元で超高度なコミュニケーションなんかできるわけがない!と思い込んでいました。

実際に学生時代は全くモテなかったですし、大人になるまでは誰からも告白されたことはありませんでした。

中高生の頃のニャーサエさんとお友達のツーショット写真。右に写るボブヘアでぱっつん前髪のニャーサエさんは口を大きく開けて威嚇するような変顔をしている。
写真にいつも変顔が多かったのは周りに明るい人間だと思われようと必死だったから

リアルで好きになった人は全て告白するも全てダメ

内気な性格だからこそ少しでも優しくしてくれた男の子はすぐに好きになってしまいました。思春期の女子というのは怖いもの知らずなのか絶対に脈なしなのに、どこかに0.1ミリの希望と期待を持ちつつ中学2年、3年と好きになった男子に告白をしましたが全てNOでした。ここまでダメだと恋愛という土俵に私なんかがいるべきではないと思ったのです。こんなに傷つくなら恋愛なんてするものか!と叫びながら、勉強、部活、趣味に没頭していく生活になりました。

現実の居場所はどこにもなかった

私の家は家庭環境がものすごく複雑で普通の家とは言えませんでした。実家を家出するまではどこにも心落ち着けるような居場所はありませんでした。実家にいる時は両親がすれ違うばかりで険悪な雰囲気で家に帰りたくなかったので、ゲームセンターに居続けたり(これについてはゲーマー人生がスタートするきっかけにもなったのですごく良かったと思っています)、カフェでぼーっとしたり、申し訳ないと思いつつも閉店ギリギリまで本屋さんにいたり、公園で鳩を眺めて時間を潰したり、休日もほとんどバイトを入れて実家にはできるだけいないようにしたりしていました。

パソコン、インターネットとの出会い

窮屈な実家を飛び出して初めて居場所ができたと実感できたのは、インターネットの中でした。実家にはパソコンがなくて二十歳になるまでほとんど触ったことがなかったのですが、仕事で必要に迫られてパソコンを使っていくうちに機械に触れる楽しさにどっぷりハマっていきました。インターネットでほしい情報をすぐに手に入れられる便利さに鳥肌が立ったのを今でも覚えています。根っからのオタク体質な私は見事なまでのネットオタクに成長していきました。

生まれて初めての居場所はインターネットの中

発病して15年以上、現在は双極性障害という病気で通院をしていますが、そちらの診断名になるまでは他に違う診断名をたくさん言い渡されていた時期がありました。それだけ症状が不安定だったのもあると思いますが、この心の苦しさは一体何が原因なのだろうか?治るのか治らないのか?この薬をずっと飲んでいたらどうなってしまうのか?病名と薬についてネットで調べまくった日々がありました。

ホームページ、掲示板で見つかった仲間

当時は「ホームページ」というものが乱立していた時代で、メンタルヘルス関連も個人サイトがたくさん存在していました。大体の所に掲示板が設置されていて病気の症状について、服薬、通院、日常について意見を交換しあう場所になっていました。

なんとなく当時の自分と同じ病名で検索をしてヒットしたサイトの掲示板に書き込みをしたらすぐ返事があったのが嬉しくて、気付いたらそこに入り浸っていました。管理人さんは私より歳上でしたが気さくに接してくれて、しばらくしたら他の人も入ってきて病気ではない話題でも盛り上がるようになっていきました。結局はみんなと直接メールアドレスを交換。夜な夜なチャットツールで文字だけの会話をして仲を深めていきました。

インターネットを通して仲良くなったBさんとニャーサエさんとのツーショット写真。
右が私で左がインターネットで初めて仲良くなったBさん。バイオハザード命のお母さんオタゲーマー! 

インターネットで出会い交流を深めるのは私にとって自然なこと元々、とても引っ込み思案でコミュニケーションが苦手な性格な上にリアルな環境には全く居場所がありませんでした。メンタルの病気になってから毎日とても苦しくて涙も出ないほど感情を失った日々もありました。それでも、ネットで出会った友達がいて交流を深めることで心が少しずつ楽になっていくのがわかりました。

病気の事実をどう話したらいいか心の整理がつかず、なんとなく距離をおいていたリアルの友達についても、いきなり会うのはハードルが高かったのでSNSを通じて交流を深めてから実際に再会することができました。これはネットがなければできなかったことです。

インターネットで出会った友達とオフ会をしている時のビールとおつまみの写真。
大人になってからインターネットで大切なお友達にたくさん出会いました。オフ会はみんなで乾杯!

繋がり、適度な距離、交流、居心地の良さ、居場所。それがなかったら私は今ここに生きていないと断言できます。

ネットで恋愛相手と出会っても後ろめたさなんて一つもない

趣味がきっかけで始めたSNSでの出会いや、そもそもが恋愛をしたくてお相手を募集するアプリ、心の悩みを書き込んでいた掲示板等、ネットの中で出会った同士の恋愛、結婚、というのを何度も見てきました。それが自然なもので世の中が言うほど後ろめたさみたいなものを私は一切感じないというのを最初にお伝えしたいと思います。

人というのはどうしても悪い方に目がいってしまいがちです。SNSで出会った者同士で悪さをした等、そういったことがニュースになる度にインターネットそのものが悪者にされてしまいます。私にとっての居場所がそのように悪く言われることはすごく悲しい気持ちになります。それは前編にも少し記述しましたが使う側の問題が大きいです。

自分が加害者、被害者になる可能性は常にある

悪い人は絶対にいなくならないものというのを忘れない、インターネットそのものが世界中と繋がっているから良くも悪くも素早く拡散してしまうことなど、当たり前のことをずっと忘れないことが一番大切です。特に気をつけたいのはネット上での表現です。

文章、文字、何かの一文字であっても人の心は傷つくということです。文を書けるのであればいつだって自分が加害者、被害者にもなるということです。私はそこだけはいつも忘れないようにかなり気をつけています。

最後に少しネガティブな話になってしまいましたが、世の中そんな暗い出来事ばかりではなくゲーム+インターネットで出会った人物がかけがえのない人になったという私のような存在もいるというのが次の後編に続く夫と実際に出会ってからのお話に続きます。

(後編に続く)

ライター
ニャーサエ

Twitter:https://twitter.com/nyasae_work
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ニャーサエ

双極性障害(Ⅱ型)の主婦ゲーマーです。数年前まで一般企業の障害者枠で6年間お勤めしていました。今はMY働き方改革をスローガンに支援センターにご支援を頂きながらスキルアップのために日々勉強中。
ゲームは小学生の時から今でも大好きで現在は家庭用だと主にモンスターハンターをプレイしています。アーケードは音楽ゲームの、maimai、チュウニズム、ノスタルジア、beatmania iidxなど。
カッコいいおばあちゃんゲーマーになるのが人生の目標です!
Twitter:@nyasae_work

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