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「誰もがレーサーになれる社会」に向け、実証実験を実施【クロスライン-ボクらは違いと旅をする-SEASON2】

2023年9月2日~3日、一般財団法人トヨタ・モビリティ基金主催のアイデアコンテスト「Mobility for ALL - 移動の可能性を、すべての人に。」部門のファイナリストとして実証実験を行いました。

「クロスライン-ボクらは違いと旅をする-SEASON2」キービジュアル ©あまだれ

「クロスライン-ボクらは違いと旅をする-」は、 一般財団法人トヨタ・モビリティ基金主催のアイデアコンテスト「Mobility for ALL – 移動の可能性を、 すべての人に。」部門の採択を受けて活動する、ePARAの実証実験型プロジェクトです。ePARAは本プロジェクトを通じて、障がいの有無に関係なく「誰もがレーサーになれる社会」(誰もがレーサー、チームスタッフ、ファンとして輝ける社会)を実現すること、モータースポーツの魅力を知る人が増え、モビリティへの興味関心が高まることを目指しています。

「クロスライン-ボクらは違いと旅をする-」特設サイトはこちら

2022年の同コンテストでファイナリストとして採択されたことを受けて参加した今回は、会場のモビリティリゾートもてぎ(栃木県)にて次の2つの取り組みを行いました。

①リアルレースとバーチャルレースの融合を図る「クロスラインレース」

レーシングシミュレーター「iRacing」を使用し、「第5戦もてぎスーパー耐久 5Hours Race」との同時開催によりリアルレースとバーチャルレースの融合を図りました。プロレーサーチーム、障がい当事者2チーム、モータースポーツファンチームの計4チームが参加し、白熱した戦いを繰り広げました。

クロスラインレースとは、リアルのスーパー耐久レースとeモータースポーツの耐久レースを同時開催し、リアルとバーチャルの融合でレースに関わる人の裾野を広げるもの。場所などの制約にしばられず参加できる。
▲クロスラインレース概要 制作:Racing Fortia デザイン:坂上 綾
レーシングシミュレーターiRacingのもてぎのコースを使用し、ゲーム内の気温と天気は実際のものに近づける。各チームのドライバー3人のうち2人目はオンライン参加。使う車種はトヨタGR86。レース時間は90分。
▲クロスラインレースのルール 企画・制作:Racing Fortia デザイン:坂上 綾
企画名クロスラインレース 
[スーパー耐久機構事務局(STO)公認イベント]
概要「クロスライン-ボクらは違いと旅をする-SEASON2」内で実施するeモータースポーツの耐久レース。1チームにつきドライバー3名(うち1名はオンライン参戦)が各ドライバー20分以上の走行を行う90分耐久レースで、4チームが参加する。
日時DAY1:2023年9月2日(土)14:30~16:00
DAY2:2023年9月3日(日)11:10~12:40 [S耐Rd.5もてぎと同時スタート]
※完全招待制
参加チームTeam Real Racers / KDDIチーム / テクノツールチーム / Racing Fortia チーム
(各チームの選手の詳細については、特設サイト内「SEASON2」ページをご覧ください)
実況、解説DAY1 実況:まるぽす(Racing Fortia) 解説:塩津佑介
DAY2 実況:シャーリー半田  解説:芳賀美里(Yogibo Racing監督)
タイトルiRacing(発売元: iRacing.com Motorsport Simulations, LLC.)
表彰式後の記念写真

②参加各チームの実証実験に協力「クロスラインミニツアー」

「Mobility for ALL – 移動の可能性を、すべての人に。」部門の2022年ファイナリストおよび 2023年採択チームのうち実証実験への協力の打診を受けたプロジェクトに、ePARAから次の2チームが協力しました。

(1)視覚障がいチーム:筑波技術大学と連携し、視覚障がい者がクロスラインの旅をするバスツアーおよび実証協力を実施。(関連情報:ePARA×筑波技術大学「ブラインドeスポーツ研究プロジェクト」開始

企業(チーム)名実証協力の実施概要
株式会社袖縁「出かける勇気と楽しさを」ー「袖縁アプリ」の実証協力
Dot Inc.カーレース用触覚ディスプレイ「Dot Pad」プロジェクトの実証協力
パナソニック株式会社弱視者自律移動支援、視覚情報サポートスマートグラスプロジェクト「XRプロジェクト」への実証協力
株式会社JDSC視覚障がい者向けにSNS上の関連コンテンツの情報をフィードバックするサービスへの情報提供協力
株式会社ePARAブラインドeレーサーに向けた可能性の探求
各自のスマホを操作しながら実証実験に協力する筑波技術大学の皆さん
筑波技術大学の皆さん

(2)車椅子チーム:車椅子eサッカーチーム「ePARAユナイテッド」と連携し、車椅子ユーザーによるサーキットの楽しみ方発信や実証協力を実施。

企業(チーム)名実証協力の実施概要
株式会社袖縁「出かける勇気と楽しさを」ー「袖縁アプリ」の実証協力
テクノツール株式会社重度肢体不自由のある方たちへ本格的なeモータースポーツ体験を提供する「Accelerating Diversity」への実証協力
Humonii誰でも体の一部のように乗りこなせる半自動運転車椅子「Feeling 」の実証協力
株式会社Cone・Xi(コネクシー)看護師同行の外出支援・マッチングサービスへの実証協力
株式会社ePARAクロスラインレースの観戦
車椅子チームとして参加した、ePARAユナイテッドの(左から)とりちゃん、はる、みぽりん

ダイジェスト動画はこちら

当日の風景を集めたダイジェスト動画を公開しました。ぜひご覧ください。

「クロスライン ―ボクらは違いと旅をする― SEASON2」ダイジェスト動画

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