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ePARAがサウンドデザインに協力した「ストリートファイター6」がCEDEC2024サウンド部門で最優秀賞に輝きました

2024年8月22日、コンピュータエンターテインメント開発者を対象とした国内最大級のカンファレンス「CEDEC2024」(コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2024)において、株式会社カプコン「ストリートファイター6」サウンド開発チーム様がサウンド部門で最優秀賞を受賞しました。

2023年6月に株式会社カプコンから発売された格闘ゲーム「ストリートファイター6」。ePARAはその開発過程において、サウンドに関するレポート業務を受託し、視覚障害当事者が中心となってサウンドアクセシビリティ向上に向けた提案を行いました。

(参考記事:6月2日発売「ストリートファイター6」のサウンドデザインにバリアフリーeスポーツePARAが協力

……サウンドアクセシビリティ機能においても、本作は他のタイトルと比べて特に先進的な実装がされています。
視覚に障害をお持ちの世界中の格闘ゲームファンに向けて、視覚情報がなくても本作の競技性や楽しさを十分に味わえるよう、さまざまな工夫と機能が導入されました。これらの取り組みは、多くのヒアリング結果に基づき、業界をリードする形で実現されました。……
(出典:CEDEC2024ウェブサイト「最優秀賞・特別賞」ページ

イーパラTシャツを着た3人がゲームをプレイし、数人がその様子を周りから見ている
ePARAの全盲メンバー3人が「ストリートファイター6」をプレイし、サウンドアクセシビリティを分析する様子

微力ながらその開発過程の一端に携わらせていただけたことを大変嬉しく思います。

ePARAでは2022年春に、前作となる「ストリートファイターV」を用いて全盲のeスポーツプレイヤー同士が戦う「心眼CUP」を開催しました。
サウンドアクセシビリティ機能を備えた「ストリートファイター6」の発売後には、視覚情報に頼らないプレイを通じて視覚障害者と晴眼者が交流する「心眼PARTY」を開催したほか、日本各地のイベントにおいてブラインドeスポーツプレイヤー主導の体験・対戦コーナーを設けるなどしています。

今後とも、障害の有無を問わず一人でも多くの方がゲームを通じた楽しさや挑戦を追求できるよう、取り組んでまいります。

ストリートファイター6受賞一覧(2024年8月末時点):

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