2026年7月11・12日、ePARA主催で開催されたバリアフリー・格闘ゲームイベント「ハチエフ26」。第4回を迎えた今回は、2日間で約500人が来場。地元東北のプレイヤーからプロゲーマーまで幅広い人たちが集い、夏の高原が熱気に包まれました。この記事では、格ゲーをこよなく愛する難病当事者(若年性パーキンソン病)のsanakenが、前後編の二部構成でイベントの様子をレポート。前回よりさらに規模を拡大し、進化を遂げたハチエフの姿をお届けします。
【前編】では、イベントの様子と2on2トーナメントの模様を中心に。
【後編】では、来場者やゲストの声、そして筆者が感じたことをお届けします。
参加者が見たハチエフのカタチ
ここからは、会場に来ていた参加者10人にお話を聞いてみました。投げかけたのは、全員同じ5つの質問。それぞれの目線で「ハチエフ26」は、どう映っていたのでしょうか?一般参加者、障がい当事者、ゲストの3つのカテゴリに分けて声を紹介します。
| 5つの質問 Q1. あなたの格ゲーとの「関わり」は? Q2. 格ゲーの最も「興奮する」瞬間は? Q3. 肩を並べての「対戦」(または「対戦を見て」)、どう感じましたか? Q4. ハチエフで最も「印象的」だった瞬間は? Q5. これからのハチエフが、どんな「場所」になって欲しいですか? |
一般参加者の声
まずは、トーナメントで火花を散らしたプレイヤーや、熱気溢れる会場に見学に訪れた一般来場者たちの声。格闘ゲームイベントとしての魅力を感じて集まった彼らの目に、今回のハチエフはどのように映ったのでしょうか?三者三様の答えがありました。
1人目:よしみつさん

Q1. あなたの格ゲーとの「関わり」は?
現在43歳。小学校の時スト2や餓狼伝説をプレイしたのが最初かな。離れていた時期もありましたが、今は本格的にプレイしてます。
Q2. 格ゲーの最も「興奮する」瞬間は?
相手の大きな隙に、最大コンボを叩き込んだ時。スト6だと、パニッシュカウンターからリーサルまで持っていけた瞬間は最高に気持ちよく、やめられないですね!
Q3. 肩を並べての「対戦」、どう感じましたか?
都会で開催されているような大会に出たいとずっと思っていましたが、地元の岩手県でこんなリアルイベントが開催されてありがたいです。今後の開催に繋がればと思って、クラウドファンディングも支援させてもらいました。
Q4. ハチエフで最も「印象的」だった瞬間は?
会場にいた有名プレイヤーの方と、野試合で対戦できたこと。勇気を出して「対戦いいですか?」と声をかけて良かったです。ちなみに、弟がそのプレイヤーのファンなので、対戦後にすぐLINEで自慢しました(笑)。
Q5. これからのハチエフが、どんな「場所」になって欲しいですか?
年1回でいいから継続して欲しい。1人で参加するのは勇気が必要でしたが、実際に来て対戦できて本当に良かった。今回はエントリーが間に合いませんでしたが、次回は選手として参加したいですね。
2人目:佐々木さん

Q1. あなたの格ゲーとの「関わり」は?
スト5から格闘ゲームに復帰した46歳のプレイヤーです。スト6ではラシードを使用。半年前からは11歳の息子とも一緒にプレイしています。今回はトーナメント枠がすぐに埋まってしまって残念でしたが、見学&フリープレイのために家族で遊びに来ました。
Q2. 格ゲーの最も「興奮する」瞬間は?
普段はオンライン対戦が中心ですが、人と直接対面しながら対戦して、勝った瞬間が一番嬉しいですね。ハチエフのようにオフラインで集まる場は格別です!
Q3. 肩を並べての「対戦」、どう感じましたか?
オンラインだと相手が機械みたいに感じることがありますけど、肩を並べて対戦すると、相手の表情やリアクションから「こんな行動をしてきそうだな」って感情や思考が伝わってきて面白いですね。
Q4. ハチエフで最も「印象的」だった瞬間は?
昨年も参加していますが、今年はさらに人が増え、格段に盛り上がりが増してますね!
Q5. これからのハチエフが、どんな「場所」になって欲しいですか?
今後は私の地元・仙台でも、同じくらいの規模のイベントを開催して欲しいです。仙台は対戦会が少なく、普段は山形まで足を運んでいるので(笑)。あと、今回は大会の参加条件が「13歳以上」で息子が参加できなかったので、小学生が参加できるような部門を設けるなど、年齢の幅も広げてもらえれば嬉しいです。
3人目:あかどりさん

Q1. あなたの格ゲーとの「関わり」は?
格ゲー歴は30年以上かな?スト6の盛り上がりを機に復帰して、オフラインイベントの参加は前回のハチエフが初めて。友人の勧めで参加したのですが、とても楽しかったので今回も足を運びました。
Q2. 格ゲーの最も「興奮する」瞬間は?
多少「運」の要素が介在し、ワンチャンがあるところ。スト5のような完全実力主義のバランスより、ジャストパリィやインパクトなど要素で、わいわいがやがやプレイできるスト6の方が楽しいですね。
Q3. 肩を並べての「対戦」、どう感じましたか?
対戦中に「うわ、やっちゃった」とか、相手の感情が表に出るのが楽しいです。1回対戦すればすぐに会話ができ、コミュニケーションできるのもオフラインの醍醐味。前回を機にさまざまな対戦会に行くようになり、今回は会場に知り合いがたくさんいて、1年の積み重ねを実感しました。
Q4. ハチエフで最も「印象的」だった瞬間は?
以前は障がいを持つ方に対して「対戦に誘っていいのかな」と気を遣うなど、ある種の偏見を持っていました。ですが、前回の大会でまるぽすさん(ePARA所属プレイヤー)と対戦し、ハンディキャップなんて関係なく遊べることに気付いて、価値観が大きく変わりました。今年は有名プレイヤーが増え、大会の規模が格段に大きくなっていることにも驚きましたね。
Q5. これからのハチエフが、どんな「場所」になって欲しいですか?
上級者やプロの参加が増えるだけでなく、初心者や障がいを持つ方など「横」や「下」にもどんどん枠が広がって欲しいです。「自分には格ゲーなんてできない」と思っているような人たちが、参加できるような場所であり続けて欲しいと願っています。
障がい当事者の声
続いては、車椅子で訪れていた障がいを持つ3名。まだ未プレイながら生でバリアフリーeスポーツを見るために、友人の活躍に触発されてなど、それぞれがハチエフに可能性を見出していました。
4人目:syasyanさん

Q1. あなたの格ゲーとの「関わり」は?
実はまだ未プレイ。推しのVTuberがスト6をプレイしているのを見て、自分も本気でやってみたい!と思って、大阪から足を運びました。障がいを持つプレイヤーのコントローラーなどが直に見られたらなと。
Q2. 格ゲーの最も「興奮する」瞬間は?
努力が結果に反映されるところ。(推しのVTuberが)練習したプレイが実際の試合で成功したり、ランクマッチで昇格した時にコメント欄で盛り上がる瞬間や、皆で喜ぶ瞬間が楽しいです。あとは、チームゲームと違って、1人でプレイして完結できるのも魅力。
Q3. 肩を並べての「対戦」、どう感じましたか?
実際に横に並んで、リアルタイムで喜んだり、励まし合ったりしている光景は、とっても新鮮でした。オフラインならではの熱気を肌で感じられて嬉しかったです。
Q4. ハチエフで最も「印象的」だった瞬間は?
想像以上に若い人や、障がいを持つ人がたくさん来てたこと。特に、DAIJIROO君がアクセシビリティコントローラーでプレイしている姿を生で見られたのが印象に残りました。障がいを持っていても工夫すればプレイできるんだと分かって、「格ゲーをやってみたい!」って気持ちがもっと強くなりました。
Q5. これからのハチエフが、どんな「場所」になって欲しいですか?
車椅子ユーザーにとって「アクセスの良い場所」になって欲しい。最寄駅が階段しかなく、盛岡駅から福祉タクシーを利用するのも高額になっちゃうので、車椅子ごと乗れるシャトルバスが運行されると嬉しいですね。
5人目:ブランドールさん

Q1. あなたの格ゲーとの「関わり」は?
2年ぐらい前からスト6をプレイしています。現在はモダンをパッドで操作してるけど、レバーレスコントローラー&クラシックを練習中。
Q2. 格ゲーの最も「興奮する」瞬間は?
難しいコンボを実戦で成功させられた時にテンションがあがります。観戦するのも好きなので、カプコンプロツアーなどの大会配信も興奮しますね。
Q3. 肩を並べての「対戦」、どう感じましたか?
都会のオフライン大会に行くのは身体的にも大変なので、地元で大きなイベントが開かれてありがたいです。オンラインで交流していた友人と、「今、会場にいますよね?」とリアルで出会って対戦できたのも嬉しかった!
Q4. ハチエフで最も「印象的」だった瞬間は?
二つあって、一つ目は地元・岩手ではなかなか触れる機会がない、最新のデバイスの実機に直接触れられたこと。二つ目は、車椅子ユーザーが会場に普通にいて、周りから「珍しがられない環境」が素晴らしいです。
Q5. これからのハチエフが、どんな「場所」になって欲しいですか?
ゆくゆくはカプコンプロツアーのポイントが付与されるような大会に成長して欲しい。あとは、車椅子の人が参加しているのが当たり前な、「ユニバーサルな格ゲー大会」であり続けて欲しいです。
6人目:つなこさん

Q1. あなたの格ゲーとの「関わり」は?
FPSゲームはやっていましたが、格闘ゲームは未プレイ。支援学校の同級生のDAIJIROO君がゲームで活躍している姿を見て、「現場の空気を感じてみたい!」と思ってボランティアとして参加しました。
Q2. 格ゲーの最も「興奮する」瞬間は?
結末が見えないところ。体力が残りわずかで、メンタルも追い込まれている状況から逆転劇が起こるような試合は、観戦していてすっごく興奮します!
Q3. 肩を並べての「対戦」、どう感じましたか?
障がいがあると「やりたいけどできない」と諦めてしまうことが多いんです。経験できないまま終わってしまう。けど、ハチエフでは、健常者も障がい者も関係なく、工夫しながら同じ場で戦って、同じものに夢中になれるんだなって感じられて、とっても感動しました。
Q4. ハチエフで最も「印象的」だった瞬間は?
普段ふれ合う人は、家族や学校の人がほとんど。けど、DAIJIROO君が学校の外で活躍して、たくさんの仲間と交流している姿を見て、すごく刺激を受けました!会場でFPSの大会に誘ってもらったので、私も参加してみようかなと。チャレンジするきっかけにもなったし、得られるものがとっても多かったです。
Q5. これからのハチエフが、どんな「場所」になって欲しいですか?
障がいの有無に関係なく、気軽にゲームを通して交流できるコミュニティとして、さらに広がって欲しいです。八幡平だけじゃなくて、岩手県内の他の場所や、全国のいろんな場所で開催されて、私のようにコミュニティが広がる「きっかけ」を得られる人が増えればいいな。
ゲストの声
最後は、会場を盛り上げてくれたゲストたちの声。何度もハチエフに来られているゲストも多数。イベントを見守ってきた人たちの目には、4回目のハチエフはどう見えたのか?参加者とはまた違ったイベントの輪郭が見えていました。
7人目:石井プロさん(+1F ディレクター)
Q1. あなたの格ゲーとの「関わり」は?
小学5・6年生頃のスト2ブームが最初。本格的にやり込んだのは、「バーチャファイター4」かな?プレイヤーに名前が表示されるようになって、シーンに取り込まれる感覚がおもしろくて、けっこう大会にも出場してました。
Q2.格ゲーの最も「興奮する」瞬間は?
「勝って嬉しい、負けてムカつく」みたいな勝負そのものや、練習したコンボができた時とか、まずゲームとしてのおもしろさがある。けど、それ以上におもしろいのが、格闘ゲームコミュニティの熱量に触れられた瞬間。友達が勝つ姿、プロのすごい試合、若いプレイヤーが頑張っている姿など、コミュニティ全体で盛り上がれるのも喜びですね。
Q3. 肩を並べての「対戦」、どう感じましたか?
オフラインは「対戦ありがとうございました」の挨拶だったり、「今のプレイどうだった?」とか、会話が生まれるのが良いところ。ただ、「画面の向こうにいるのは同じプレイヤー」なので、オンもオフも対戦の価値そのものは変わらない。だからこそ、手が悪かろうが、足が悪かろうが一緒だと思うし、すごく平等でバリアフリーな世界だと思います。
Q4. ハチエフで最も「印象的」だった瞬間は?
大会のレベルが上がっていたこと。去年よりも遠征勢が増えてたし、トッププロと地元プレイヤーがバチバチに勝負してたり。20代の若いプレイヤーも多かった。彼らが情熱を持って感情を爆発させながらプレイする姿が、会場全体の熱気を引き上げてました。
Q5. これからのハチエフが、どんな「場所」になって欲しいですか?
みんなが夏に東北に集まる「日本のEVO」「東北のEVO」と呼ばれる、日本を代表する大会になって欲しい。けど、ビジネス一辺倒な大会じゃなくて、独自の価値観を持った大会のままで。すでに「ハチエフ愛」を持つ地元コミュニティの礎はできてるし、上手く外の人を巻き込んでいければ、良い形の大規模コミュニティ大会になれるはず。
8人目:KBDさん(梅田サイファー)
Q1. あなたの格ゲーとの「関わり」は?
スト4やスト5の時は、プレイする時間が取れず「見る専」だったけど、スト6から本格的にプレイ。プロプレイヤーのACQUAさんにコーチングを受け、モダン・ブランカでマスターに到達!現在はクラシック操作に移行して楽しんでます。
Q2. 格ゲーの最も「興奮する」瞬間は?
ゲーム内で自分の狙った択が通った瞬間が気持ちいい!あとは、大阪のオフラインのコミュニティで教え合ったり、格ゲー繋がりでライブに足を運んでもらえたり、人との繋がりが広がっていくのも楽しいですね。
Q3. 肩を並べての「対戦」、どう感じましたか?
隣に人がいる熱気やヒリヒリした緊張感とか、オフラインならではの真剣勝負感があります。対戦後のコミュニケーションも含めて、昔のゲームセンターに原点回帰したような感覚ですね。
Q4. ハチエフで最も「印象的」だった瞬間は?
中学生プレイヤーのKOTARO君のことかな。彼がランクマッチで壁にぶつかった際、お父さんが「投げ出すな」って励ましたという話を聞いて、時代が変わったんだなと。僕は「ゲームなんてやめなさい」って親から言われるのが当たり前の世代。けど、今ではゲームが「打ち込んでもいいもの」になったんだなって。
Q5. これからのハチエフが、どんな「場所」になって欲しいですか?
独自性があって、誰もが安心して交流できるし、すでに理想的な空間。しいて言うなら、主催のJeniさんが報われつつ、イベントが長く続いて欲しい。Jeniさんの「こうしたい!」という理想や志が見えるからこそ、大阪から応援したくなります。大阪でもハチエフが認知されてきているし、無理のない範囲で継続してもらえれば!
9人目:ベティちゃん(ストリーマー)
Q1. あなたの格ゲーとの「関わり」は?
スト5の後半から始めて、現在4年目。当時は「セス」を使ってダイヤランクで止まっていましたが、スト6になってから一気に伸びましたね。
Q2. 格ゲーの最も「興奮する」瞬間は?
大会とかで今までずっと勝てなかった格上の相手に、練習を重ねて挑んで勝てた瞬間。その時が一番嬉しいし、テンションが上がります!
Q3. 肩を並べての「対戦」、どう感じましたか?
オンラインだと対戦相手の顔が見えず、どんな人か全然分からないんですよね。オフラインだと挨拶や握手もできるし、相手の焦りとかの感情が見え隠れして、「人と対戦しているんだ」って実感できます。秋田出身の私としては、東北勢が来やすいオフライン大会がすごく嬉しいです!
Q4. ハチエフで最も「印象的」だった瞬間は?
「塩釜市今宮町町内会」って、気になる名前のチームが同じブロックにいたんです(笑)。同じ町内会のペアで出場していて、地元を背負って戦っているんだなと。東北のローカル大会ならではでとっても印象に残りました。
Q5. これからのハチエフが、どんな「場所」になって欲しいですか?
配信台も含めてどの台でプレイしてもラグがないし、環境が最高だし、プレイヤーファーストな大会だと感じています。ただ、運営スタッフの方々が忙しそうだったので、もう少し人手が増えればいいな。あとは、地方勢はプロに会う機会が少ないので、SFLリーガーやストリーマーとかのゲストが増えれば、もっと盛り上がるんじゃないかな。
10人目:ハンサム折笠さん(ハンサム)
Q1.あなたの格ゲーとの「関わり」は?
小学生の時にバッティングセンターでスト2を見たのが始まり。駄菓子屋にあった餓狼伝説で、高得点を狙ってやり込んだりしてましたね(笑)。その後、見ず知らずの人と対戦するゲームセンターの不思議な空間にハマって、格ゲーは長くプレイしてきました。
Q2.格ゲーの最も「興奮する」瞬間は?
大逆転が起きた時。ただ、自分自身は基本的に「負けの側」で生きてるんで、負けの美学というか「負けをどれだけかっこよく見せるか」という部分を極めていこうと思ってます(笑)。
Q3. 肩を並べての「対戦」、どう感じましたか?
相手の体温が感じられること。感情がそこにある。極論、オンラインだとCPUと戦っているのと変わらない感覚もあるけど、オフラインだと「人間と戦っているんだな」という実感が得られますよね。
Q4.ハチエフで最も「印象的」だった瞬間は?
会場の雰囲気がめちゃめちゃいいこと。いい意味でカッチリしすぎてない。ビジネスがスタート地点ではなく、コミュニティイベントの延長線上にある「草の根の運動」の土台があるからこそ、みんなが気兼ねなく楽しめるんじゃないかな。
Q5.これからのハチエフが、どんな「場所」になって欲しいですか?
さっきの回答の逆になっちゃうけど、今後、規模の拡大とかビジネスとのバランスを取る時期に入ってくると思います。けど、絶対に「自分が楽しい」っていう根本を見失わないで欲しい。無理に大きくしようとするんじゃなくて、今持っている器の形を変えずに、同心円状に少しずつ大きくなっていくのが理想形じゃないかな?
最後に。「ハチエフ26」で感じたこと
まずは、格闘ゲーマー目線。前回の時点ですでに「格闘ゲームイベント」としてかなりの完成度を誇っていました。そこからさらに、参加人数やスポンサーが増え、「GRAPHT CUP」に集うプロの姿。規模やプレイヤーのレベルなど、どこを取っても東北を代表するイベントになったのだと感じました。
そして、難病当事者の目線。前回よりも、障がいを持つ人の姿がグッと増えていたこと。ハチエフが大事にしている想いが届き、自身の可能性を探るためにやって来る。そんな参加者の姿が多く見られたことは、とっても喜ばしい風景でした。
初めて参加した人、初めて格ゲーに触れた人、友人と来た人、家族で訪れた人、プロを目指す人、地元の人、障がいを持つ人など、参加者の背景はバラバラです。しかし、普段は重ならないレイヤーにいる人たちが、確かにここで混ざり合っていました。格闘ゲームという遊びに夢中になり、ポジティブな感情を共有しながら。イベント終了間際、会場をぼんやり眺めているとそんな想いがじんわり。2日間見続けた景色が、なんとも愛おしい空間に感じられました。
ハチエフは成長している。誰もが隣り合う場所として。はじめの一歩が、とどく場所として。
さぁ、これからのハチエフはどうなるか?大きくなるか?濃度を上げるか?きっといろんな道があるはずです。けれど、ゲストの言葉にもあったように、自分たちの形を忘れないで欲しい。あらゆるレイヤーを越え、誰もを迎え入れるビッグウェルカムな場所。それが真ん中だと思うから。
遊んで、話して、見て、聞いて。全力で過ごした大充実の二日間。最高の時間でした。来年に向けて、ワンボタンSA3に磨きをかけます!







