2026年8月20日、OpenAI Community teamが専門家によるChatGPTやCodexの活用事例を紹介するニュースレター「ChatGPT for Pros」に、Blind Fortiaの全盲eスポーツプレイヤーの真しろとNAOYAを取り上げた記事「Two blind e-gamers share their chats」が公開されましたことをご報告いたします。

記事では、二人が生成AIを活用して視覚情報を捉えるだけでなく、ゲームをよりアクセシブルにし、自分たちのアイデアを他者にも役立つツールへと発展させている姿が紹介されています。
| メディア | ChatGPT for Pros |
| 発信元 | OpenAI Community team |
| 記事タイトル | Two blind e-gamers share their chats |
| 公開日 | 2026年8月20日 |
| 登場者 | 真しろ、NAOYA |
| テーマ | ChatGPT・Codexを活用した視覚情報の理解、ゲームアクセシビリティ、ツール開発 |
全盲の親友二人が共有した、8つのチャット
NAOYAと真しろは、視覚障害のある生徒が学ぶ学校の寄宿舎で出会い、10年以上にわたって交流を続けてきた親友です。
記事では、二人が実際にChatGPTやCodexへ相談した8つの事例が紹介されています。
NAOYAは、『ストリートファイター6』の対戦映像をフレーム単位で分析し、視覚的な演出と音による認識の間に生じるわずかな時間差を確認しました。
さらに、ゲーム分析ツールに情報の読み上げ機能を追加するアクセシビリティ対応や、プレイログを用いた戦績分析にもChatGPTとCodexを活用しています。
真しろは、資料のレイアウトが晴眼者にとって見やすいかを確認したり、実績をまとめたポートフォリオを整理したりする際にChatGPTを活用しています。待ち合わせ場所や旅行ルートの調査など、日常生活における情報収集にも役立てています。
また、真しろが企画や要件、操作画面の構想を担当し、NAOYAが開発を進める、視覚障害のある初心者でも音声で楽しめる日本語ポーカーアプリについても紹介されました。
「支援を待つ」から「自らつくる」へ
記事を通じて浮かび上がるのは、生成AIが、視覚を補助するためのツールだけにとどまらないということです。
二人は、自分たちが必要とするアクセシビリティ機能が提供されるのを待つのではなく、ChatGPTやCodexを活用して、自ら仕組みやツールをつくり始めています。
障害当事者自身が課題を発見し、解決方法を考え、それを他の人も利用できる形へと発展させていく——。
今回の記事では、生成AIによって広がる障害当事者の自立と創造の可能性が、二人の具体的な実践を通じて描かれています。
NAOYA、真しろについて
NAOYAは、eスポーツプレイヤー・ナレーター・声優・エンジニアとして活動しています。プログラミングの知識と当事者としての経験を生かし、ゲームのアクセシビリティ向上や生成AIを活用したツール開発に取り組んでいます。
真しろは、先天性全盲のeスポーツプレイヤーです。学生時代からePARAの海外広報業務に携わり、現在は大手企業に就職しています。プライベートでは、芸術鑑賞ワークショップのファシリテーションや音声ガイドのレビュー、ラジオドラマ・詩の制作など、幅広い分野で活動しています。
二人の詳しいプロフィールは、ePARAのプロジェクト「The Unseen Beauty」でも紹介しています。
ePARAからのメッセージ
今回、真しろとNAOYAによる生成AIの活用事例を、世界に向けて紹介いただけたことを大変嬉しく思います。
二人が示しているのは、生成AIが障害による困りごとを補うだけでなく、障害当事者の発想や専門性を形にし、社会へ新しい選択肢を生み出す力になり得るということです。
ePARAはこれからも、eスポーツ、アクセシビリティ、テクノロジーの交差点で、障害当事者とともに新たな可能性を切り拓いてまいります。
引き続き、ePARAおよびNAOYA、真しろの活動にご注目ください。



