2026年2月11日(水・祝)、茨城県つくば市のつくば国際会議場にて「IBARAKI GAMING DAY 2026」が開催されました。ePARAからは、メインステージイベントの1つ「トークセッション&エキシビションマッチ」にeスポーツプレイヤーのJeniとNAOYAが出演しました。
今回は、ePARAメンバーが筑波大学で行った講義をきっかけにこのイベントに訪れた大学生・めもりさんによるレポートをお届けします。

2026年2月11日、茨城県つくば市つくば国際会議場で開催されたIBARAKI GAMING DAY2026(主催:いばらきeスポーツ産業創造プロジェクト推進協議会)に参加いたしました。
私はゲームをプレイすることは好きですが、eスポーツとなると少し疎く、このようなイベントに参加するのは初めてでした。
ePARAのNAOYA選手と細貝さんには、筑波大学の「人類学特講」という授業でゲストスピーカーとしてお二人がオンライン登壇されたときにお会いしました。対面でお会いできる機会も初めてでしたので今回のイベントをとても楽しみにしていました。

IBARAKI GAMING DAY 2026とは?
IBARAKI GAMING DAY 2026は「茨城からeスポーツ文化を発信!」をテーマに実施するゲーミングイベントです。
板橋ザンギエフ選手をはじめとした国際的に活躍するeスポーツ選手によるトークショー、eスポーツ交流戦、企業・団体等 によるブース展示、eスポーツ体験など、多彩なプログラムが企画されていました。参加型の企画も多くあり、ゲーム体験会では幼児から小学生程度の親子連れも多く見受けられました。太鼓の達人eスポーツ・ぷよぷよeスポーツ・スイカゲームなどの馴染みのあるゲームから本格的なカーレースが楽しめるグランツーリスモ7なども体験できました。
メインステージではプロのeスポーツ選手によるトークセッションが行われていました。

ePARAのトークセッション「バリアフリーeスポーツの取り組み~可能性にバリアはない~」
メインステージで行われたトークセッション&エキシビジョンマッチに、ePARAからJeni選手とNAOYA選手が参加していました。
Jeni選手は顎で操作する特別なコントローラーを搭載した車いすで登場しました。
全盲のNAOYA選手はサウンドアクセシビリティを駆使したプレーヤーです。
トークセッションの冒頭では、会場の盛り上がりを伝えるための大きな拍手が会場を包みました。
まず、お二方がそれぞれeスポーツを始めたきっかけをお話しされていました。
病気の進行とともにゲーム操作が難しくなっていたというJeni選手は試行錯誤を繰り返し、現在の「顎と指先でプレイする」という操作方法にたどり着いたそうです。微かな指先の動きと顎のコントローラーでダイナミックにゲーム内のキャラクターを操作する様子は圧巻でした。
全盲であるNAOYA選手はもともとサウンドテーブルテニスという、音で聞く卓球をしていたそうです。しかし、ゲームの世界では健常者とも戦えるということに魅力を感じてeスポーツに没頭していったのだとか。視覚障害のある方の中には自分にもゲームがプレイできるということを知らない方もいらっしゃるそうです。自分がeスポーツで活躍することでより多くの人にeスポーツの可能性を広めていきたいと話すNAOYA選手はとても輝いて見えました。

ストリートファイター6のエキシビジョンマッチ
「お二人と対戦したい方はいらっしゃいますか?」というMCの檜山沙耶アナウンサーからの呼びかけから、エキシビジョンマッチが始まりました。Jeni選手とNAOYA選手が、トークセッションの観客の中から手を挙げた来場者の方とストリートファイター6で対戦する企画です。ここからは実況のササさんも加わり、空気が変わったのを感じました。
私はパラeスポーツプレイヤーの対戦を間近で見たことがなく、背面の大きなプロジェクターにも選手の手元にも注目しながら観戦しました。格闘ゲームになじみがなかったので、繰り広げられる展開の速さや技のバリエーションの多さに驚きながら対戦を見守りました。
挑戦者のお二人もなかなかの強さでドキドキしながら観ていましたが、結果はJeni選手・NAOYA選手の勝利でした。挑戦者の素早い動きに合わせたコントロールや空中での素早い判断はさすがだと感じました。
選手や挑戦者の方だけでなく、対戦を見守っていた会場の全員が笑顔になった試合でした。
会場の熱気は本物で、ゲームに詳しくなくても楽しんで観戦することができました。

五十嵐立青つくば市長との交流
トークセッション終了後、選手たちは一度ステージから降りて一般の方たちと同じ体験ブースへと移動しました。ここでもやはりストリートファイター6をプレイする一行は、先ほどのステージ上よりもラフな雰囲気でゲームを楽しんでいました。だんだんと選手のプレイを見守るギャラリーも増え、選手とモニターを観戦者で囲むようにして観戦しました。
するとそこへ、開催地であるつくば市の五十嵐立青(たつお)市長が来場!
Jeni選手とゲームをプレイするための特別なコントローラーの工夫やeスポーツとePARAの取り組みについて意見交換を行っていました。
「行政にできることはどんなことがありますか?」
などの質問が上がる、有意義なものになりました。
五十嵐市長はJeni選手やePARA社員の細貝さんとの対話を通して、「こういう挑戦もあるんだな」と、バリアフリーeスポーツの取り組みに感心されている様子でした。

その後、eスポーツ体験コーナーで五十嵐市長とePARAの選手の対戦が始まりました。幼少期にストリートファイター2をプレイしていたという五十嵐市長は最新作の操作に戸惑いながらもNAOYA選手と対戦を楽しんでいました。五十嵐市長は2試合目からストリートファイター6の特長的な機能である「ダイナミック操作」を活用。AIを駆使して初心者でも簡単に大技やコンボを決められる操作方法を活用ことで試合展開も白熱。NAOYA選手に苦戦する中でも笑顔に溢れ、1ラウンドを取ることができた際の市長は、こぶしを挙げながら「よっしゃー!」と声を出し、喜びを表現されていました。

初参加で感じたeスポーツの可能性
eスポーツの対面イベントに参加するのは初めてでしたが、会場は多くの人でにぎわっており、とても注目度が高いジャンルなのだと思いました。ePARAメンバーによるトークセッションでは、たくさんの人にeスポーツの可能性を感じていただけたようでした。私もその一人で、これからのeスポーツの動向に期待していきたい気持ちが湧きました。イベントでたくさんの人とかかわるうちに、改めて障がいの有無や年齢などの違いに関わらず同じフィールドで楽しめるeスポーツは本当に素敵だなと感じました。
「eスポーツって自分にはハードルが高いのでは」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こういうイベントに足を運んで実際に参加・観戦してみると、eスポーツはどんな人にも開かれているものだと実感できます。 今後、eスポーツがさらに発展することで、年齢や境遇を問わず、誰もが自分なりの楽しみ方を見つけられるような世界が広がることを祈っています。


関連動画・記事
- 茨城県が運営するインターネット動画サイト「いばキラTV」では、IBARAKI GAMING DAY 2026のハイライト動画が公開されています。
- IBARAKI GAMING DAY 2026公式ウェブサイト
- IBARAKI GAMING DAY 2026にJeniとNAOYAが出演しました(ePARA活動記録)



