2026年5月1日〜3日、東京ビッグサイトで開催された世界最大級の格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2026 presented by レバテック」。
株式会社ePARAは、5名のバリアフリーeスポーツプレイヤーとしてストリートファイター6部門に出場するとともに、2日目にはHawk Gaming Groupeとの共創プログラム「Hawk GG × ePARA バリアフリーeスポーツプログラム @EVOJ26」を開催しました。
本記事では、その2日間の取り組みをレポートします。

DAY1 ─ 5名のパラeスポーツプレイヤーが選手として出場
初日、ePARAからは私含め5名のパラeスポーツプレイヤーがエントリーしました。
毎年参加して思うこととしては、会場の移動がかなり快適になってきているというところです。
特に大会エリアは移動しやすく、各トーナメントのプールごとに間隔が空いていて非常に快適でした。
僕の成績としては、0勝2敗のストレートという形で、成績は振るわずでした。
たくさんの方に応援に来ていただいていたので期待に応えたいところだったんですが、かなり緊張していて、いつも通りの力を出すことができませんでした。
昨年の記録より上を目指したいという気持ちで焦ってしまったのかなと思っています...。

一緒に岩手から参加したDAIJIROOは、強豪が沢山いる予選プールの中で勝ち抜いて次の日に進みました。
昨年は、僕も一緒に1日目を抜けることができたんですが、それができずにとても悔しいです。
来年に向けてまた頑張りたいと思います。

バリアフリーeスポーツ体験ブースの出展
EVO Japanでは例年、イベントコンテンツのひとつに「サイドイベント」があり、所定の手続きを踏めば企業や団体が手軽に出展することができます。
2024年からサイドイベントに参加しているePARAは、今回もサイドイベントエリアで バリアフリーeスポーツブースを出展しました。
年に一度全国から集まる障害のある参加者が交流する場となるほか、パラeスポーツプレイヤーが大会に参加する前に、デバイスのチェックを行う場としても活用することができました。
DAY2 ─ Hawk GG × ePARA バリアフリーeスポーツプログラム
2日目、Hawk GGブースにて共創プログラムを開催しました。実況は広島を拠点とするTEAM iXAのくもしゃじさん、解説はJeniとNAOYAが担当しました。

肢体不自由のプレイヤーや、視覚障害を持ったプレイヤー4名で来場者とエキシビジョンマッチを行いました。
大規模大会の舞台ではじめてステージイベントに参加する選手も多く、 ePARAにとって、この日は新たな一歩となりました。
「ハチエフ」で幾度も見てきた、誰かの「はじめの一歩」が生まれる光景です。
今回こういったエキシビジョンの舞台の出演者として初めて戦うDAIJIROOは、ハチエフからストリートファイター6を始めた岩手県出身の高校3年生。
2024年のハチエフが初めの一歩だった彼にとって、このステージで戦うことは、新たな挑戦だったと思います。
対戦相手として戦ってくれたのは、ハチエフで昨年も戦い、ライバル関係でもある 福島県出身の中学2年生の男の子、KOTARO選手。
2人ともMR1900越えの強豪。 この組み合わせを、会場で実現することができて、僕は本当に嬉しかったです。
結果としてはDAIJIROOの勝利として終わりましたが、この試合の続きは今年の「ハチエフ26」でまた見ることができたらいいなと思いました。

会場では日英のリアルタイム字幕も提供しました。
聴こえる人にも、聴こえない人にも。日本語でも、英語でも。
誰かが「わかる」ための入り口としての新たな挑戦でした。

各パラeスポーツプレイヤーが用いるアクセシブルなコントローラーの工夫を紹介しながら、一般の格闘ゲーマーとの交流戦を実施。
15時半からは新ユニフォームの発表会も行い、プログラムは締めくくられました。



(本気で遊べば、明日は変わる。)
「Barrier-Free eSports Project」─ 国境と障害の壁を越える
今回のプログラムは、Hawk GGとePARAによる初の共創企画です。
Hawk GGはサウジアラビアを拠点とするeスポーツの総合企業。
今回の取り組みはその第一歩にあたります。
このプロジェクトに込められているのは、「国境」と「障害の有無」という2つの壁を越えていくというミッションです。
世界中から格闘ゲーマーが集まるEVO Japanという場所で、その一歩を踏み出せたことには、私たちにとって大きな意味がありました。



誰かの「はじめの一歩」につながる舞台へ
今回のEvo Japanで一番嬉しかったことは、障害のあるプレイヤーを含めて、参加者が増えていることです。
そして、パラeスポーツプレイヤーが活躍できる舞台として、エキシビジョンマッチを実施できたことです。
この2日間、たくさんの方にご協力いただき、なんとか完遂することができました。 ありがとうございました。
今、私が普通にゲームができていることは、当たり前ではなく、とても特別なことだと感じています。
そんな私が発信を続けていくことで、特別な挑戦を行う人のきっかけづくりになれば、と考えています。
たくさんの人が eスポーツを通じて一歩踏み出し、自分の挑戦を続けられるようになること。
それを周りの人が楽しんで応援できるようになること。
そんな環境を創っていくことができたら、と考えています。
私は、いずれ「バリアフリーeスポーツ」という言葉すら必要なくなる時代を目指しています。
障害の有無に関わらず、誰もが自然にその場にいられること。
それがプレイヤーだけでなく、関わるみんなの笑顔につながっていくこと。
EVO Japan 2026は、その理想に向けた確かな一歩となりました。
私たちが勧めている挑戦のひとつひとつには、課題が山積みです。
それでも、一歩ずつ前へ進んでいきたいと思います。
これからもEVO Japan舞台に立てるように。
そして誰かの「はじめの一歩」につながる舞台を創れるように。
これからも挑戦を続けてまいります。
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