イベントレポート

ePARA CHAMPIONSHIP特集①CALL OF DUTY: MOBILEの見どころ(Team-ePARA・たま)

2020年10月17日(土)13時よりバリアフリーeスポーツ社会人チームチャンピオンシップ第1回ePARA CHAMPIONSHIP version:Aim Highが開幕します。パラeスポーツプレイヤーを含めたメンバーで構成される社会人チーム4チームが集結し、10月17日・11月22日の二日間にわたって熱戦を繰り広げます。それに先立ち本サイトでは、第1回ePARA CHAMPIONSHIPに関連した記事を四回連続で特集します。

第1回は、 ePARA CHAMPIONSHIPのpart1、CALL OF DUTY: MOBILE(5 vs 5 チーム戦)にePARAチーム代表として参加するたまさんによる寄稿記事をお届けします。

ADHDと筆者・たま

初めまして。記事を執筆させていただく、たま(Tama)と申します。この度、縁あって2020年10月17日開催のePARA CHAMPIONSHIP(チームFPS/TPS部門 CALL OF DUTY: MOBILE)にePARAチームのメンバーとして出場させて頂くことになりました。記事を書くことも、大会に出場することも人生で初めての経験ですが、できる限りの有益な情報・実りある時間を提供できるよう頑張ります。

ADHD(注意欠陥多動性障害)って何?

障害のことを軽くお話しさせてもらうと4年前に自分がADHD(注意欠陥多動性障害)であることを知り正式に医師からも診断をうけました。この和名の長い障害、どういうものか簡単にいいますと”社会生活をおくるのが困難なレベルのうっかり・おっちょこちょい”です。ものを無くしやすい、洗濯機を回したけど干すのを忘れてしまうなどの注意欠陥、ほしいと思ったものを後先考えずに買ってしまう、相手がまだ話をしている途中で全く関係のない話を始めてしまうなど衝動性、好きなことには常人以上の集中力と創造性を発揮するが興味のないことは全く集中が続かない多動性、この3つが代表的な特性として知られています。

筆者たまのADHD特性は?

各特性は人によってあったりなかったり強く出ていたり、そんなに目立たなかったりします。
なお、筆者は3つともあります(笑)書き出すと↓のような感じです。

  • 予定を立てるのは苦手で、旅行も現地についてから何をするか考える程度の多動・衝動性
  • 毎朝家の鍵が見つからない程度の注意欠陥
  • 大好きなゲームは1日10時間やっても全く苦にならない多動性

「障害」というとマイナスなことばかりしかないように思われるかもしれませんが、なんだかんだ人生に大きくプラスに働いているものも結構あります。お蔭でこうして大会に出場するご縁にも恵まれており人生で大きなプラスになった面は少なくありません。

CALL OF DUTYシリーズとの出会い

私は実はCALL OF DUTY: MOBILE自体はプレイし始めて間もないのですが、CALL OF DUTYシリーズに出会ってからはもう15年ほどになります。COD2の無料体験版(PC)が始まりでした。この時からFPSの面白さに魅了され、その後は日本未発売タイトル(COD,COD2,COD:WaWなど)も含めて多くのCALL OF DUTYシリーズをプレイしています。CALL OF DUTYシリーズ累計のプレイ時間は約3,000~5,000時間になります。これだけの時間を費やせば、4~5つくらいの外国語を習得できるという説もあるそうですが、後悔は…してません。

私は小学校高学年の頃からミリタリー関連に強い関心を持ち始めました。特に銃が好きで、好きが高じて予備自衛官補になっていた経歴もあります。また、仕事でベトナムに駐在していたことがあるのですがその頃には週末に射撃場に通いつめておりました。今でもサバイバルゲームは好きで、AK-47を所持しています。そんな私ですので、Call of Dutyシリーズは非常に魅力的なゲームで、いくらプレイしていても全く苦にならなかったのでした。

サバイバルゲーム中の様子。銃を斜め下に構えながら片膝をつき、敵へと照準を合わせている。
サバイバルゲームを楽しむ筆者・たま

強いチームの4つの特徴

大会に出場するチームは大体皆さんバケモノレベルです。強いチームはどんな違いがあるのでしょうか。ここでは、CALL OF DUTY: MOBILE(5 vs 5 チーム戦)において結果が残せるチーム、強いチームの特徴を4つ紹介します。

特徴①MAPの全体図を理解している

プレイされた方でしたらどなたも、急に背後から襲われた経験は多いんではないでしょうか。敵の背後に回っての襲撃は、その襲撃者が地形を熟知しているからこそできる芸当です。個人のスコアが伸び悩んでいる方は、今一度MAPの全体図を見直してみると良いかもしれません。この大会を観戦しながら覚えてもいいですし、大会出場者の動き・立ち回りも、テクニックの参考になると思います。

特徴②マップの特徴を理解している

上記の内容に似ていますが、特徴①が基礎レベルとすると特徴②は応用レベルと言える重要なポイントです。MAP毎の全体図に加えて、下記の特徴を指します。

  • リスポーン地点はどのあたりになるか
  • 相手と接敵しやすい場所はどこか
  • 上記2点を念頭に、有効的な待ち伏せができるのはどこか

接敵しやすいポイントを知っているだけでも、対峙した時に先手を取れる可能性が高くなりますし、かつて自分がやられてしまったように、相手の背後を取ることも出来るようになります。

特徴③チームでの統率・連携が取れているか

強いチームは、チームメイト同士の死角を互いに補い合うよう行動しています。言葉だけで説明するのは難しいため、一例として画像で紹介します。

CALL OF DUTY: MOBILEのマップ、HARDPOINTにおける戦術例の画像。中央にあるバスケットコートを防衛するために、左下2か所・右上1か所ある侵攻ルートに対し、5人のプレイヤーがそれぞれ異なる方向を向いて敵を待機している。

上の画像は中央にある「A」を防衛する際の戦術例です。侵攻される可能性があるルート3か所に対し、プレイヤーA・B・C・D・Eは図のような配置・向きで敵の襲撃に備えています。一見バラバラな立ち位置に見えますが、侵攻ルートと建物をふまえた上で、チームとしてより死角が少なく容易に突破されにくいように考慮した陣形になります。

特徴④VC(ボイスチャット)で情報共有をしているか

統率・連携の部分にも関わってくる内容ですが敵がどの地点にいるか、自分が今からどう動くのか強いチームは常にVCを使って情報共有をしています。大会ではVCの交信音声は聞くことができないかもしれませんがチームの動き方にはっきりと表れています。当日観戦する際には、「VCを使ってどういうやり取りをしているのか」チーム全体の動きを見て想像してみるのも面白いかもしれません。

CALL OF DUTY: MOBILE 2人対3人の対戦結果を示す画面。VCを活用した青チームが50に対し、初対面の赤チームは24。
CALL OF DUTY: MOBILE チームデスマッチにおける対戦結果 2人vs3人だが50対24の大差がついた。

上記の画像は、連携が取れてVCを活用した青チームVS初対面同士でVCは終始無言の赤チーム(筆者参加)試合の経過は省略していますが、人数差があっても連携とVCの有無でここまで結果が違います。

バリアフリーeスポーツ大会の観戦を楽しむ3つのポイント

次は、大会の模様をご覧いただくにあたり、より楽しんでいただけるよう着目ポイントと事前情報をまとめました。

ポイント①実況・解説者のコメントを楽しむ

実況・解説者は「え…今なにが起こった…?」という場面を分かりやすく説明してくれたり、時には”試合に対して違った切り口の見方を提供してくれる”存在です。「そうじゃないだろ・・・この解説者は何言ってんだ・・・?」となるのではなく「おお~そういう見方もあるのか~」と読者自身が感じたことと、解説者の見解の違いを楽しむことも大会の醍醐味の一つではないでしょうか。

ポイント②皆で同じものを見ている一体感を楽しむ

本来であれば、会場の客席に足を運んで観戦が出来ればよいのですがオンラインでの観戦でも十分に一体感を感じることができます。気の合う友人・仲間と、DiscordやLine通話で話しながらオンライン観戦をすれば、より一体感・臨場感に一役買ってくれるかもしれません。

ポイント③参戦するプレイヤーの個性を理解し、楽しむ

ePARA CHAMPIONSHIPがほかのeスポーツ大会と大きく異なる特徴は、障害者が多く参加するバリアフリーeスポーツ大会であることです。私と同じADHDのプレイヤーもいますし、VCの使用できない聴覚障害者のプレイヤーや、上肢障害を持つプレイヤーも参加します。障害を生かしたプレイ、(障害がゆえに生まれる)謎めいたプレイなど、普段のeスポーツの観戦では見られない側面も垣間見えるかもしれません。また、異なる障害を持つプレイヤー同士が連携し、お互いの理解と配慮をしあってプレイしているチームもあります。そんな人間模様も味わっていただければと思います。

最後に、当日の意気込み

いかがでしたでしょうか。バリアフリーeスポーツ社会人チームチャンピオンシップ第1回ePARA CHAMPIONSHIP当日は、多くの方が楽しんでいただけることを心より願っております。私は当日ePARAチームの一員として参加するため、日々練習に勤しんでいます。ぜひ応援してください。出場するからには優勝を目指して頑張ります!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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tama

多動の著しいADHD。 銃が好き。予備自衛官補の経験あり。 海外駐在員時代は毎週末射撃場で拳銃を撃っていた。

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